さらに、性加害問題の被害者からも「引退撤回」を呼びかける声があり、元男闘呼組の土田一徳氏は27日にSNSで「引退してsmile upの社長に専念する?いやいや引退しないで芸能生活続けたらと思う。社長として結果機能して無いじゃない。ヒガシ君はエンタメの世界に生きる人、無理な機能してない何も権限が無いsmile upの社長は辞めるべき!引退撤回したら良い」(原文ママ)とつづった。

 もし土田氏が主張するように東山が「権限のない社長」だとすれば、SMILE-UPの全株式を独占したまま代表取締役に残っているジュリー氏が「同族経営」時代と変わらずに実権を握っているのではといった懸念も生まれるが、いずれにしても東山が芸能界を引退する意味は薄れてきている。

 東山はNHK BSプレミアムで放送されていたドラマ『大岡越前』シリーズや、テレビ朝日系ドラマ『刑事7人』シリーズなどで俳優として高く評価されていたが、それらも引退に伴ってキャスト変更や番組の見直しを迫られている。「最後のテレビ出演」となる『必殺仕事人』で熱演を披露すれば、引退を惜しむ声が強まり、復帰論がより盛り上がることになりそうだ。