『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』ギリギリトップ10入り

 そんな『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』よりも後に上映開始した『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』(11月23日公開)は、1位(初週、2週目)、4位(3週目)、7位(4週目)と徐々に勢いが落ち、5週目となる今回はギリギリ10位に留まった。

 同作は、『パタリロ!』(白泉社)で知られる漫画家・魔夜峰央氏が、「花とゆめ」(同)の別冊で3回に分けて連載した『翔んで埼玉』の実写映画第2作目で、第1作目(19年2月公開)と同じく二階堂ふみが壇ノ浦百美役、GACKTが麻実麗役を好演。

 1作目は初動3億3094万9400円、2作目はそれを上回る初動4億1500万円を記録した。しかし、公開3週目の時点で比較すると、累計興収は1作目が15億3444万4100円、2作目は14億7700万円と、失速している感は否めない。また1作目は順位変動しながらも公開11週目までトップ10に入り続け、最終興収37.6億円の大ヒットとなったが、2作目はすでにトップ10ギリギリとあって、“雲行きが怪しい”といえるかもしれない。