『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』松竹にとって思った以上の“アタリ”作?

 前週の全国週末興行成績ランキングで1位だったディズニーアニメ映画『ウィッシュ』(12月15日公開)は2位に、2位だった『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(12月8日公開)は3位となったが、業界内からは後者の健闘ぶりに感心する声も。

 TikTok上で若者を中心に「泣ける」と話題になった同題小説(著・汐見夏衛氏、スターツ出版)を実写化した同作は、現代の女子高生・加納百合(福原遥)がタイムスリップ先の1945年6月の日本で特攻隊員・佐久間彰(水上恒司)と出会い惹かれ合うというラブストーリー。

「ネット上の評判を見ても、原作と同様に若い世代を中心に支持されている様子。ちょうど冬休みに入った学生も多いためか、公開3週目の週末3日間も興収3億1000万円を上げ、累計興収は15億8500万円を突破。配給元の松竹にとっても、思った以上の“アタリ”作品だったかもしれません」(エンタメ誌ライター)

 一方、第5位の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(11月17日公開)は、前週第6位からランクアップ。2位(初週)、4位(2週目)、3位(3、4週目)、6位(5週目)、そして6週目となる今回は5位と、“順位を下げたかと思いきやまた上がる……”という推移を見せている。今月23日から配布された入場者特典第3弾も、今回の順位上昇につながったとみられ、累計興収は16億円を突破した。