「お金持ちの家は片付いている」と言われていますが、一部の例外はあるものの真実と言って良いでしょう。何が必要で、何が不要かわかる状態になっているため、無駄なお金を使わないからです。

お金持ちになりたいなら、さっそく断捨離をしてみましょう。意識してほしいコツを解説します。

お金持ちがやる断捨離のコツ

断捨離をする際は、まずは以下の2つのコツを心得てチャレンジしてみましょう。

コツ1:まず全部出してみる

断捨離をする際は、まずは全部出してみましょう。こうすることで「今、自分は何を持っているのか」「必要なもの、不要なものは何か」を把握できます。収納スペースの容量もわかるので、どれだけ手放せば良いかも見えてくるはずです。

例えば、タンスの整理をするなら、中身を全部出してみましょう。買ったけど一度も着ていない服や、古くなっているけど愛着があって捨てられない服があるかもしれません。

愛着がないもの、使っていないものは潔く手放して構いませんが、迷いがあるなら一度保留にしておきましょう。

なお、「使い古したもの」は断捨離するのをおすすめします。風水では、古いものには運がないとされています。「お世話になった人にもらった」「家族や友達の形見」など、古くても取っておくべき相応の理由がなければ手放しましょう。

コツ2:一気にやろうとしない

断捨離を成功させるコツの一つに「一気にやろうとしない」があげられます。手放すもの、残すものを判断するのは意外と頭を使う作業です。

実際にやってみるとわかるかもしれませんが、終わったあとはかなり疲れます。そのため「今日はクローゼットの中だけを断捨離する」など、具体的な場所と時間を決めて取り組むほうが効率も上がるはずです。一気にやろうとして挫折、というのは望ましくありません。

一つの目安としては、1回の作業は2時間以内で終えるのをおすすめします。疲れない程度に続ければ、途中で挫折することもないでしょう。

捨てることに抵抗があるなら寄付やフリマを利用する

断捨離ができない人の中には「捨てることに罪悪感を覚える」という人もいるはずです。

捨てることに抵抗があるなら、フリマアプリを使って出品したり、リサイクルショップに持ち込んだりすれば、家が片付くだけでなくお小遣い稼ぎができます。

また、値段がつきづらい本や洋服であっても寄付という形で回収を行っているNPO法人などの団体もあります。

「捨てる」のではなく「必要としている人のために手放す」と考えると、罪悪感も薄れるかもしれません。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。