日本にいながら外貨でお得にお買い物
為替が変わるとどのような影響があるのかを買い物で考えてみましょう。
お気に入りのバックが500米ドルだとします。
1米ドル＝110円の時に購入すると5万5,000円ですが、1米ドル＝120円になると同じバッグを購入するのに6万円かかってしまいます。円安になればなるほど、海外のものを買う時に損をしてしまいます。
かといって、よりお得に買い物をしたいので円高になるまで待っていると、バッグが売り切れてしまうかもしれません。
為替を気にしていてほしいものが買えないのは嫌ですよね。そこで、賢い方法としてあらかじめ、1米ドル＝80円の時にすでに米ドルを購入しておいて、外貨預金口座用のカードで外貨決済するという方法があります。そうすると、同じバッグを実質4万円で買うことができます。
アラフォー女子が外貨建て資産を持っておくべき理由
円高の時にあらかじめ外貨建て資産を持っておいて、海外の商品を購入する時に使えたとすると、より賢いお買い物ができて良いということです。将来、留学や長期滞在などでどこか憧れの国を訪れたいという夢があるのであれば、その国の通貨を外貨預金で積み立てるというのも良いでしょう。
投資の格言に「卵は一つの籠に盛るな」というものがあります。もし卵を一つの籠に盛っておくと、その籠を落としてしまったら卵は全部割れてしまいますが、卵をいくつかの籠に分けて保管しておけば、すべては失わずに済みます。リスクを分散しておく大切さを説いているのです。
極端にいえば、すべての資産を日本円で保有していると、日本という国が破たんしてしまったらすべて紙切れになってしまいます。たとえ破たんしなくても、日本のチカラが弱くなれば日本円は弱くなり海外の商品が相対的に高くなってしまいます。
資産を持つことは自分の選択の可能性を広げることでもあります。ぜひ海外でお金を使うチャンスを広げるためにも、外貨建ての資産を持つことを考えてみてはいかがでしょう。
文・高村浩子（ファイナンシャル・プランナー）
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