『ONE DAY』は「全11回に引き延ばすほどのストーリー」だったのか?

 ネット上では「最高のハッピーエンド! 感動して泣いた」と好意的な感想が書き込まれる一方で、「予想通りのラストすぎて、いまいち感動できなかった」とネガティブな声もある様子。

「3つのストーリーが交わり、急展開を見せた第8話あたりからは、『面白くなってきた』という意見も増えていました。しかし、そこにたどり着く前に『思ってたのと違う』と見切りをつけてしまった視聴者は少なくなかったようで、その点はもったいなかった印象もあります。とはいえ、全11回に引き延ばすほどのストーリーだったのか……という点では疑問が残りますね」(テレビ誌記者)

 初回から平均世帯視聴率7.8%と「月9」にしては寂しいスタートを切った同作だが、第2話以降で4~5%台が続きさらに低迷。

 結局、全11話の全話平均は5.3%となり、これまで「月9」歴代最低だった前クールの『真夏のシンデレラ』(全話平均5.7%)を0.4ポイント下回ってしまった。

「『ONE DAY』は豪華主演陣のみならず、江口洋介や佐藤浩市などのベテラン勢や、中川や福本といった主役級俳優がそろっていた分、若手俳優ばかりをメインに集めた『真夏のシンデレラ』に比べて“大失敗”した印象が強い。もし来年以降もこのような数字が続けば、『月9』ブランドは崩壊してしまうでしょう」(同)

 2クール連続で歴代最低を更新してしまった「月9」。来年1月8日からは、永野芽郁が主演を務めるファンタジーラブストーリー『君が心をくれたから』がスタートするが、同枠史上最大の危機を救うことができるだろうか。