日本海に面した福井県は美しい海が有名で海水浴も人気のある土地。そして今回フィーチャーするのは福井県北部の魅力です。県内で最も有名なスポットの一つである「東尋坊」、境内を覆う苔が魅力的な「白山平泉寺」、そしてご当地グルメである海の幸を紹介します。

 

|スリル満点!福井といえばまずは「東尋坊」へ

福井県といえばここ、というイメージを持たれている方も多いのが福井県の北部、ほとんど石川県に近い坂井市の北部に位置するスリル満点の断崖絶壁で有名な「東尋坊」ですが、やはり百聞は一見に如かず。スリリングな絶景の魅力は、その地を踏んだからこそわかるものです。

特に断崖絶壁の先の方で足元を見れば、海水面までの高さがリアルにわかり、かなりのスリリングな体験ができます。実際には高さは25m程度なのですが、柵もなく海からの風に吹かれる東尋坊の上に立つのはかなりの勇気が必要です。

とても危険な場所であることは一目瞭然ですし、高い所が苦手な方はあまり無理しないように。離れたところから見ても十分に迫力があり、船に乗って下からその高さを感じることもできます。

▲これほどの規模の断崖絶壁は世界的に見ても3つしかないとされ、国の天然記念物にも指定されています

自然のものながらまるで人が作ったような柱状の岩が並んでいる様子からは、自然の造形の美しさを感じられるはず。なお、こういった柱状の岩が並んでいる地形は「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれ、マグマが冷えて固まる際に収縮されて形成されたものと言われています。東尋坊ではこのような地形が海岸沿いにおよそ1kmも続いており、周辺では奇岩と言われる変わった形の岩なども見られるので、訪問の際はそんな点にも注目してみてください。

また、駐車場から海側までは屋台のようにお店が並ぶ通りとなっており、福井のお土産はもちろんのこと、地元の食材を使ったメニューのある食堂などが並んでいます。

海産物の焼き物であったり、若狭牛の串焼きなど、テイクアウトで食べ歩きできるものも多くあるので、景色と一緒に愉しみましょう。