あなたの周りに要領が悪い人、いませんか?あるいは、あなた自身が要領悪いかも?と心配になっているかもしれません。要領が悪い人にはそれなりの原因があり、改善することもできるのです。今回は要領が悪い人の原因と、改善すべきポイントをご紹介します!
悲しい要領の悪さ
自分では一生懸命やっているつもりなのにうまくいかない。やればやるほどドツボにはまる。自分が動くと、知らないうちに他の人に迷惑をかけてしまう。周りにイライラされたり、といったこともあるかも知れません。
そんな要領の悪い人も世の中にはいますね。こっちを立てれば、なぜかあっちが倒れ、良かれと思ってやったことが人の迷惑になってしまう。悪気はないのにそうなってしまうのはなぜでしょう?
要領が悪い人の原因を探りましょう!
要領の悪い人は自分の要領の悪さ自覚しつつも、なかなかうまく物事を進めていけないという問題があります。それでは要領の悪い人の原因はなんでしょうか?探っていきましょう!
要領が悪い人の原因①全体を把握できない
要領が悪い人の特徴は、仕事の全体像を把握していないということです。
自分の今やっている一点の仕事だけに集中しすぎて、全体の流れが見えていないということを意味しています。一生懸命なのは理解できますが、全体の一部しか理解していないということは、そこから先に進めない、という意味なのです。
目に前のことだけにとらわれてしまい、それ以外のことは盲目同然になっています。やる気があっても、結局空回りに終わってしまうことが多いのです。
要領が悪い人の原因②優先順位をつけられない
物事に優先順位をつけられないというのが、要領の悪い人の特徴です。
これも先の「全体を把握していない」に通じることですが、目の前のことばかりにとらわれて、「大事なこと・緊急なこと」と「そこまで切羽詰まってはいないこと」の片付け方がぐちゃぐちゃになってしまっているのです。
結果、自分のことでイライラしてしまいます。優先順位をつけられないということは、流れを妨げるということを意味するのです。
緊急を要することには臨機応変に対処しないと、後で大変なことになってしまいます。
例えば、バイトでお店で店内整理をしていて、そこにお客様がクレームを言いに来たとします。お客様はご立腹でイライラ、他の店員は平謝りしています。そこであなたはまだ店内整理をしますか?
正解は店内整理などすぐやめて、そのスタッフと一緒にお客様に謝らなければいけないのです。店内整理などいつでもできます。大事なのは、目の前のお客様の対応なのです。一人よりも二人で謝ったほうが、説得力がありますよね。
仕事でもプライベートでも、いまやらなければいけないことは何か、一番大事なことは何か、それを理解して動かないと大事なものを失ってしまうのです。
要領が悪い人の原因③失敗を恐れてしまう
要領が悪い人は、自分の評価が必要以上に低い、という特徴があります。
もしかしたら、一度の失敗がトラウマになってしまっているのかもしれません。そのため自信を失ってしまい、「また失敗するかも。」と恐れているのです。
あるいは、要領が悪く、バイト先でいつもみんなに迷惑をかけているので、自分のやることに自信がなく、思いっきり力を発揮できずにいるのかもしれません。
どちらにしろ、「どうせまた失敗するのだから、あんまり率先して動かないようにしよう。」という考えで消極的になっているのでしょう。
いつまでもオドオド、ビクビクしていては、それが足かせとなり、要領の悪いままの人間でい続けるのです。
そんなあなたを見て、周囲もイライラしてしまいます。
失敗を恐れない、それは自分の力を存分に発揮するという意味でもあるのです。
要領が悪い人の原因④細かいことにこだわる
要領の悪い人は、細かいことにこだわる、という特徴があります。仕事なども、無駄に丁寧なので、なかなか先に進みません。
急ぎの手書きの書類など、確かに綺麗な字の方がいいに決まっていますが、やたら丁寧に綺麗な字で書こうとするあまり仕事が詰まってしまったり、上司がイライラしてしまったり、読めさえすればいいメモでさえ、綺麗に丁寧に仕上げようとするのです。
丁寧なことは決して悪いことではありません。しかし、状況も考えず、ただ自分の自己満足のために丁寧にやったりするのは、周りを見ていないということを意味しています。
イライラした空気は、その場の雰囲気を最悪にしてしまいます。結果がすべて。そういう状況もあるはずです。時には手を抜いたり、省略したり、臨機応変に動いた方がいいこともあるのです。
要領が悪い人の原因⑤力を借りるタイミングが遅い
要領の悪い人は、誰か他の人の力を借りるタイミングがつかめていない、という特徴があります。「責任感が強いけど、要領が悪い」というタイプがこういう人です。
「自分一人の力でどうにかなるだろう、自分でなんとかしなければ…。」そう思って、一人で抱え込んでしまうのです。
おそらくそこで誰かの助けを得ることができれば、物事はスムーズに運んでいたかもしれません。しかし、結果的には、自分一人では手が回らなくなり、みんなに迷惑をかけ、イライラさせてしまうのです。
また、他人に気を使いすぎて、バイトでもヘルプを頼めない人もいるでしょう。「いつも助けてもらっているから悪いな。」とか、「みんなやることあるから頼めない。」とか、そんなことを考えている間に、物事はどんどん悪い方へ進んでいくのです。
人に助けてもらうという意味は、頼り切るという意味ではないのです。
要領が悪い人の原因⑥自分の能力を過信している
要領の悪い人の中には、自分の能力を自分で過大評価しすぎているという特徴の人もいるでしょう。
こんな仕事は自分一人の力で十分だ、そう考えているのかもしれませんが、時には誰かの力を求めることもチームワークという意味で大事なことなのです。
要領のいい人は、タイミングを見て他の誰かにヘルプを求め、仕事をスムーズに進めてゆくものです。それに、要領の悪い自己評価の高い人に限って、仕事ができないことを自覚していない場合も多いようです。
自分のせいで仕事が滞っても、何かのせいにしようとするのです。責任転嫁してイライラするという最悪のパターンです。
自分の能力を公平に的確に判断し、自分に素直になることも時には大事なのです。社会は自分一人の力で乗り越えられるものではありません。
時には誰かの力を借りることも大事なのです。チームワークとはそういう意味なのです。
アルバイトだって同じです。
要領が悪い人の原因⑦整理整頓ができていない
要領の悪い人は、整理整頓がまったくできていないという特徴もあります。デスクの上はグチャグチャ。これでは、大事な書類もどこに行ったかわかりません。
時には誰かに「私のデスクの上のあの書類、持ってきて!」なんて頼むこともあるかもしれません。そんな時、誰がすんなりそのデスクから書類を持ってこれるでしょうか?整理整頓していない自分が悪いのに、ぐずぐずしている相手にイライラするのは、もってのほかです。
身の回りの混乱は、頭の中の混乱でもあるのです。仕事のできる人、要領のいい人は身の回りも頭の中もすっきり整理整頓されています。
要領が悪い人の原因⑧時間配分がおかしい
要領の悪い人は、時間配分をきちんと考えられないという特徴があります。
仕事の優先順位を決められないということもそうですが、1つの仕事が終わらないうちに次の仕事に手を出したり、何もかも中途半端にしてしまうのです。「この仕事はこれくらいの時間で終わるから、次の作業は何時くらいに始められるだろう。」こういった考えができないのです。
また、面倒な作業を後回しにして、楽な作業ばかりに手をつけ、後でヒーヒーいってる人をよく見かけます。結局時間に間に合わず、無駄な残業になったり、バイトでも仲間に手伝ってもらう羽目になって迷惑をかけてしまうのです。
何かに夢中になることはいいことですが、それが仕事となると、そうはいきません。職場には決められた時間というものがあるのです。
その時間内に仕事が終わらない、ということは、はっきりいって要領が悪いということを意味しているのです。