今後、新会社の本格始動に向けて福田氏の一挙手一投足に注目が集まるはずで、そんな中でエージェント契約しているのんが相変わらず「地上波から締め出されたまま」となれば、テレビ局は忖度を疑われかねない。そのため、テレビ各局が「忖度なし」アピールのためにも、のんをドラマなどに起用するのではと業界内で推測されているのだ。

 すでに追い風が吹いており、8月25日にNHKの関西地区で放送された『かんさい熱視線~のん、30歳。それでも私は“荒野”をゆく~』が今月14日にNHK総合で全国放送された。のんがインタビューで「心折れたり、やめようと思ったことはなかったんですか?」と問われ、「やめようと思ったことはないです。たぶん人よりかなり強いほうだと思うんですね。だから、屈強に立ち上がってきたって実感がすごくあります」と返答する場面などが全国に流れ、ネットなどで反響を呼んでいる。

 のんは独立後もたびたびNHKの情報番組などに出演しており、その縁からドラマ出演するならNHK優先となるのではとみられているが、その流れが民放にも波及していく可能性は十分にありそうな気配。2024年は、のんの活動を長らく制限していた「圧力と忖度の壁」がついに崩れるかもしれない。