福田氏はSMAPの元チーフマネージャーで「新しい地図」の香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の所属事務所の社長でもある飯島三智氏と親交があり、飯島氏が3人の海外進出について福田氏に相談したこともあったと報じられるなど「パイプはある」状況だ。当人たちの思惑についても、稲垣がトーク番組で元メンバーの木村拓哉や中居正広について「会ってみたい」と語ったり、今春に香取と中居の6年ぶりの共演が実現したりと、退所組はわだかまりがないことを感じさせている。

 SMAP再結集の最大のネックは木村の意向だともいわれているが、福田氏は社長就任に際して「一番最初に木村拓哉さんにご挨拶させてもらった」と明かしており、木村は面談後に後輩らとのグループLINEで福田氏の人柄を高く評価する言葉をつづっていたという。福田氏がSMAP再結集を思い描いているのであれば、木村からの信頼を得たのは大きな前進となりそうで、再結集は夢物語ではなくなってきそうだ。

 また、King & Princeは平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が脱退し、滝沢秀明氏の事務所TOBEで新グループ「Number_i」を結成したが、福田氏は彼らとグループに残った永瀬廉&高橋海人の共演についても先述の文春インタビューで「全くOKです」という立場を表明した。本人たちや滝沢氏の意向もあるので「共演できるかも」と安易に期待はできないかもしれないが、少なくとも新会社は「止めるつもりはない」ということのようだ。

 さらに、福田氏は経済メディア「NewsPicks」のインタビューで、無期限で活動を休止している嵐の大野智について「宮古島に行かれているということで、タイミングを見てお会いします」と発言。大野が宮古島にいることをオフィシャルな場で公言したことに関しては賛否あるが、こちらも福田氏と大野の面談によって嵐の今後が変化していく可能性がある。

 いずれにしても、福田氏の新社長就任によって大きく状況が変わっていきそうだ。