8日にオープンしたSTARTO ENTERTAINMENTの公式サイトでは、福田氏が「ジャニーズ事務所のアーティストとして磨いてきた彼らの歌、ダンス、演技。これらの一流コンテンツは、世界中に大きな影響を与えてきた『日本の宝』です。グローバル展開を考えたいアーティストに対しては、米国・韓国など、海外のエンタメ業界への橋渡しも手掛けていきたいと思います」「また、私は長年IT業界におりましたので、若いアーティストたちが将来を見据えて興味を持っている最先端技術の方面も動かしていく構想です」などと抱負を語った。
また、経営陣はCOO(最高執行責任者)に就任する井ノ原快彦を除き、旧ジャニーズとは関係のない「経営や法律や財務のプロフェッショナル」を登用。井ノ原はSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の副社長を務めていたが、新会社のCOO就任に伴って退任したという。当初は「看板をかけ替えるだけでは」といった批判もあったが、本気で改革に取り組む姿勢をうかがわせている。
来春からの本格稼働を目指すという新会社の改革の象徴となりそうなのが、旧ジャニーズ時代の「タブー」の解禁だ。
福田氏は「SMAP再結集」を画策していると複数のメディアで報じられており、新社長就任直後の「週刊文春」(文藝春秋)のインタビューで、「(退所者との)共演NGといったって、それって『(芸能事務所がいくつもある)港区の話』でしょう。我々は韓国と戦ってグローバルに打って出なきゃいけないのに、そんな狭い港区レベルの話をしてどうするんですかって」「退所しても、事務所に戻りたかったら戻ればいいし、出たければ出ればいい。これまでその自由さがなかったことが問題だったんです」などと発言。元SMAPメンバーをはじめとした退所者との共演にNGを出すことはないと明言した。