しかし、ミニモニ。のオリジナルメンバーである加護亜依と、プッチモニのオリジナルメンバーである後藤真希は、25周年記念の企画のいずれにも登場していない。

 加護については、今年8月に写真週刊誌「FLASH」(光文社)にて、暴力団員と韓国旅行をしていたと報じられている。この報道に対し加護は、韓国旅行に行った際にママ友と偶然出会い、そこで紹介されただけだったと説明。暴力団員とは知らなかったと全面否定している。しかし、この報道が今回の25周年記念イベントに参加しなかった要因ではないかともささやかれている。

「ハロプロは未成年のメンバーも多く、スキャンダルにはかなり敏感です。かつてのモーニング娘。は熱愛報道などもよくありましたが、近年はそういったものも滅多になく、スキャンダラスな形で話題にならないように気を使っているのは間違いないでしょう。そういう意味で、加護さんの出演が見送られたという可能性もありますが、だからといって“完全NG”でもないんですよ。9月の代々木の公演では、25年を振り返る映像があり、そこには当時の加護さんも映っていたし、ひき逃げ事件で引退した吉澤ひとみさんの映像も使われていました。単純に“スキャンダルがあったから出ない”というだけではないと思います」(同)

 暴力団交際報道の影響はゼロではないかもしれないが、加護が今年のイベントに登場しなかった背景には、別の理由があったと言われている。レコード会社関係者は語る。

「今回の25周年企画に登場しているOGのほとんどが、アップフロントグループ所属、もしくは業務提携。つまり、現役時代から事務所を移籍していないメンバーたちです。事務所を離れたメンバーとしては、フリーとして活動している紺野あさ美さんと市井紗耶香さんが代々木のコンサートに参加しましたが、いずれもアップフロント絡みの仕事が多く、“半分アップフロントに所属している”ようなものです。これまでもOGが現役のハロプロのライブにゲスト出演する機会は何度かあって20周年のときは加護さんも後藤さんも出ていますが、1曲か2曲歌って終わり、というパターンが多かった。でも、今回の25周年企画では、OGと現役メンバーとのコラボが多く、それなりのリハーサルが必要なものだった。準備期間を確保するにはスケジュール調整をしなくてはならないわけですが、事務所を離れているOGについては、それが難しかったんでしょうね。パフォーマンスのクオリティを保つためには、アップフロント所属のOGをメインとして出すしかなかった。だから、スケジュールの融通が利く紺野さんと市井さんは出演できても、そうではない加護さんや後藤さんは見送られたのでは」