ザ・シンプソンズの予言エピソード15選
そんな「シンプソンズ」では、物語内で度々未来を予言しているかのようなエピソードが登場しています。今回は、これまでに放送された「シンプソンズ」の中から、その後実際に起きることとなった予言の数々をご紹介していきます。
ザ・シンプソンズの予言①アメリカ同時多発テロ
世界中を騒がせたアメリカ史上にも残るアメリカ同時多発テロ、通称「9.11」ですが、これが実は過去に放送された「シンプソンズ」で予言されていたのではと視聴者の間で話題に上がりました。
1997年9月21日に放送されたseason9の第1話「ホーマーのニューヨーク物語」にて、バスに乗るため9ドルの紙幣を持つバート・シンプソンと、その横で「NEW YORK$9」という雑誌を掲げるリサ・シンプソンが描かれるシーンがあります。
この描写に登場する9という数字が、こののちに怒るアメリカ同時多発テロの実施日である9月11日を予言していたのではと言われるようになりました。
ザ・シンプソンズの予言②調教師の事故
1993年に放送されたエピソードでは、サーカス団の有名な調教師2人が猛獣に引っかかれ襲われてしまうというシーンが描かれました。そして、実際にその10年後登場キャラクターを思わせるような2人の調教師が実際にホワイトタイガーに襲われるという事件が発生したのです。
襲われたのはホワイトタイガートライオンを扱う、調教師として活躍していたジークフリートとロイという2人の男性です。その後、彼らは一命を取り留め無事に生還しましたが、当時の恐ろしかった状況などを様々なメディアで語っています。
ザ・シンプソンズの予言③ディズニーのフォックス買収
ディズニー社のフォックス買収は比較的記憶に新しい出来事ですが、これも過去の「シンプソンズ」にて予言されていたと言われています。放送回は1998年のシーズン10から第5話「スターどっきり(秘)生活」です。
このエピソードのワンシーンにフォックススタジオが登場するのですが、同社のスタジオ外に掲げられている看板に「ウォルト・ディズニーカンパニーの部門」という文言が記載されていました。今から10年以上も前にこのような書き込みがされていたことに驚きが隠せません。
ザ・シンプソンズの予言④馬肉混入事件
1994年に放送されたエピソードでは、小学校の給食室の女性が「馬のパーツ盛り合わせ」と書かれた缶の中に肉を混ぜ込む姿が描写されていました。この描写は、その9年後に実際にアイルランドで起こった馬肉混入事件を予言するものだったと言われています。
この事件は、イギリスのバーガーキングにて牛肉バーガーとして販売されていた商品の中に実は馬の肉を混入させていたとして世間を多いに騒がせたものです。その後アイルランドの食品安全管理局の調べによれば、販売されていた牛肉の三分の一に及ぶ量から馬のDNAが検出されたようです。
ザ・シンプソンズの予言⑤放射能汚染
1999年放送の回では放射線の影響で奇形してしまったトマトが登場しますが、これはなんと日本でその後実際に起こっていることなのです。
日本で奇形トマトが発見されたのは2013年、場所が福島県であったことから、その2年前の2011年に起こった東日本大震災での福島原発事故の放射能汚染が原因ではないかと言われています。
ザ・シンプソンズの予言⑥エボラ出血熱の流行
1997年放送の「シンプソンズ」では、2014年に世界中で大流行するエボラ出血熱が予言されていると言われています。
このエピソードでは、病気で寝込んでしまった息子のバートに母のマージが絵本の読み聞かせをしてあげるのですが、その絵本のタイトルが「おさるのジョージとエボラウイルス」でした。
ザ・シンプソンズの予言⑦コロナウイルスによるパンデミック
なんと今世界中を混乱の渦に落とし込んでいるコロナウイルスによるパンデミックも「シンプソンズ」で予言されていたようです。
このエピソードは1993年に放送されたもので、海外から買った商品の中にインフルエンザウイルスが混入していたことから物語は始まります。
ウイルスの発信源はなんと日本の大阪。少々複雑な心境にもなりますが、海外製のウイルスが世界中にまわりパンデミックを引き起こす様子は現在の世界情勢と通じる部分があります。