歌手ジョニー・オーランドの今後の目標は? 新曲や次回作について語ってもらった
――ステキなお話ありがとうございます! ジョニーさんの新曲「A Man Like Me」について教えてください。どのようなメッセージが込められているのでしょうか?
この曲はPart 2なんですよ。『The Ride』は3部作になっていて、このシリーズはヒーリングっていうか、何か辛い経験に対して、そこから癒やされて回復するまでのプロセスになっているんだけど。この2つ目の「A Man Like Me」については、僕が失恋を経験したから、その経験とその気持ちについて歌ってるんだ。
特に、こういうことが起きると自分のせいなんじゃないかとか、自分を責めたりすると思うんだよね。自分がクレイジーで、自分で自分を責めている、その罪悪感について歌っているんだ。そういう考え方は本当は間違っているんだけど、たくさんの人が自分のことを責めがちだと思うんだ。そうすることで問題に直面することから逃げたり、そういうことについて歌っているのが、今回のこの曲なんだよ。
▼ジョニー・オーランド「A Man Like Me」
――『The Ride』は3部作とおっしゃいましたが、次回作はどういった構成で描かれるのでしょうか?
さっき話したとおり、Part 2の「A Man Like Me」については自分を責めるような内容なんだけど、Part 3については真のリフレクションというか。自分を俯瞰的に見ることができるようになって、自分の気持ちを昇華していって、真実を見ることができるようになるのが次回作なんだ。僕にとっては、そこに至るまで9ヶ月もかかったんだ。だから「I miss you(君が恋しい)」って感じの曲が多いんだけど、それはそれだけ相手を愛したり恋しく思ったっていう経験だし、それは自分の中でも貴重なことだったと思う。今はすべてを水に流して、苦しみとかを手離して、許すっていう、そういう内容がPart 3になるよ。
――今後、挑戦してみたい音楽のジャンルなどはありますか?
うーん、これといって明確なジャンルはないんだけど。境界線を押し広げて、自分自身が進化していきたいな。インディーだったり、ロックだったり、ラップだったり、R&Bも好きだし。でも僕がHIP HOPスターになりたいとか、そういうことじゃなくて。そういう要素を自分の音楽に取り入れていって、自分の音楽を進化させていてれば良いなと思って。ラジオで流行る曲とかポップソングを作ろうとか、そういうんじゃなく…こういう曲を作ろうと思って作ると言うより、いつも流れに任せて作るんだよね。だから僕が作る音楽は、水の流れみたいに、その時にキャッチできるものを、その時だから作れるものを、大切に作っていきたいと思っています。
――最後に、日本のファンにメッセージをお願いします!
ハイ、日本のファンの皆さん! いつも本当にありがとう。僕は今、東京にいます。明日の公演(11月16日開催)は本当に楽しみで、この2~3日は本当にワクワクしているよ。皆さんのおかげです。本当にありがとう。また明日(公演で)会おうね!