若年層を中心に韓国カルチャーが根づいている日本。街を歩けばいろいろな韓国料理に出会います。しかし、日本で「韓国料理」として食べられているものの中には、韓国人からすると驚くほどに違和感を感じるものが少なくありません。

今回は、韓国人が驚く日本の韓国料理の中から3つ選んで、どうして韓国の人たちが違和感を感じるのかについてみていきたいと思います。

タダじゃないの?それに味も……日本のキムチ

日本の食卓ではすっかりおなじみのキムチですが、日本で売られているキムチは韓国人にとって自国のものとは全く別の食べ物だと言います。

日本のキムチは浅漬けが主流で、味も昆布が使われているなど日本人好みになっています。これに対して、韓国のキムチはよく浸かっていて、薬味として海産物などがふんだんに使われ、唐辛子の刺激だけでなく味に深みがあります。

さらに、韓国の食堂ではキムチは無料で提供されます。そのため、韓国人は日本の食堂でキムチが別料金であるのは、何だか損した気分になるそうです。

これは完全に日本料理!韓国人にも人気の日本の焼肉

実は、日本で食べられているような焼肉は韓国には本来ありません。韓国でも網で焼いた肉を食べますが、大きな違いはタレです。

日本の焼肉文化は在日コリアンの人たちが戦後の日本で生み出した食文化で、さまざまな食材を調合して作られた美味しいタレをつけて食べるのが特徴です。

韓国では、日本のようなタレはなく、サムジャンと呼ばれる味噌をつけてサンチュに包んで食べたり、塩をつけたりといった食べ方をします。

日本に来て日本の焼肉の美味しさに驚く韓国人は多く、「好きな日本料理は?」と聞くと「焼肉!」と答える韓国人も少なくありません。