妊娠中の太りすぎの原因とは?

妊婦のダイエット!太りすぎのリスクと妊娠中に痩せる方法【医師監修】
(画像=『Lovely』より引用)

妊娠前のBMI値が痩せ型や標準体型だったとしても、妊娠中に激太りしてしまう妊婦さんも少なくありません。

妊娠前には痩せてきれいだった人が、出産後には身も心も太っ腹母ちゃんに変身してしまった!という例はよくありますよね。

妊娠中に太りすぎてしまう人には共通した原因があります。ここからはその原因についてみていきましょう。

【原因①】食べづわり

妊娠中の妊婦さんが太りすぎてしまう原因の1つには食べづわりがあります。妊娠するとホルモンバランスの変化によって、吐き気などのつわりの症状が出ますよね。

その中には、胃が空っぽになると気持ち悪くなるので、絶えず食べ続けていられないといられない食べづわりがあります。

気持ち悪くなるのが辛くて、絶えず食べ物を口に入れ続けてしまった結果、体重が急激に増えてしまい、出産後もなかなか元に戻らない人もたくさんいます。

食べづわりは仕方がないのですが、食べるものをローカロリーなものに変え、少量で回数を増やすなど工夫することで、体重コントロールすることは可能です。

【原因②】動かない生活

妊娠中の妊婦さんが太りすぎてしまう原因には、妊娠中に動かない生活になってしまうことも挙げられます。早めに里帰りした人や、仕事をしている人が出産のために産休を取ったり、退職すると太りだすことがあります。

出産準備のために早めに里帰りをし、ご家族が身の回りのことを手伝ってくれる場合、家事の負担が減ります。それまで旦那さんの世話や家事で妊娠してからも家の中を動き回っていたのが、1日中上げ膳据え膳で動かなくなることで太ってしまいます。

仕事を休んだり退職した人の場合には、それまで忙しかった反動から、ついつい家の中でゴロゴロしてしまいがちになる人もいます。それで運動量が減って太ってしまうのです。

妊娠中の妊婦の太りすぎはリスクが大きい!!

妊婦のダイエット!太りすぎのリスクと妊娠中に痩せる方法【医師監修】
(画像=『Lovely』より引用)

もともと太っていた人が妊娠した場合や、妊娠中の体重の増加が理想的な目安よりも大幅に上回っている場合には、産婦人科のお医者さんや助産師さんからダイエットをするように指導されることもあります。

それは妊娠中の妊婦さんが太りすぎる事には大きなリスクがあるからです。一体妊婦さんが太りすぎるとどんなリスクがあるのか、ここからみていきましょう。

【太りすぎのリスク①】難産

妊娠中に太りすぎることのリスクの1つ目は、難産になりやすくなる、ということです。難産というのは、赤ちゃんがなかなか外に出てこられなくて、お産に時間がかかりすぎることですよね。

胎児の仮死や呼吸障害、母体の大量出血を招くこともあるので難産になるととても危険です。妊娠中の太りすぎで難産になるのには2つの理由があります。

1つ目の理由は、お母さんの身体についた脂肪が産道の周りにもついてしまい産道が狭くなってしまい、赤ちゃんが通りにくくなってしまいます。

2つ目の理由は、お母さんだけではなく赤ちゃんも大きくなりすぎてしまう、ということです。お母さんが元気に食べると、その栄養は赤ちゃんにもついてしまいます。

母体の産道が脂肪によって狭くなっているところに、大きくなりすぎた赤ちゃんが通るのは難しいのは言うまでもありませんよね。

【太りすぎのリスク②】妊婦糖尿病

妊娠中に太りすぎることのリスクの2つ目は、妊婦糖尿病になりやすくなる、ということです。

妊娠中にはエネルギー源としてブドウ糖が大量に必要になるために、インスリンの分泌を抑えるためのホルモンが分泌さるので、必要以上にブドウ糖を摂りすぎてしまうと、血糖値が上昇し過ぎてしまい、妊婦糖尿病になってしまいます。

自覚症状はほとんどないのですが、早産や羊水過多、尿路感染症を引き起こしやすくなったり、胎児にも巨大児や先天の奇形、発育遅延、胎児死亡のリスクが高まります。

【太りすぎのリスク③】高血圧症候群

妊娠中に太りすぎることのリスクの3つ目は、妊婦高血圧症候群になりやすくなる、というものです。

妊婦高血圧症候群は母体にむくみやたんぱく尿などの症状をもたらすだけではなく、悪くなりすぎると胎盤がうまく機能しなくなり、赤ちゃんに血液を上手く届けられなくなってしまいます。

仮死や死産、母体の脳出血などを引き起こす可能性もあります。

【太りすぎのリスク④】心臓への負担

妊娠中に太りすぎることのリスクの4つ目は、心臓への負担が大きくなる、ということです。妊娠する前でも1kg太ると、毛細血管の長さは身体全体で3kmも伸びると言われています。

体の中で赤ちゃんを育てている妊娠中は、何もしなくても体重が増えて心臓への負担が妊娠前よりも増しています。そこへいらない脂肪を付けることでさらに毛細血管を伸ばすことは、心臓への負担をますます増やすことになってしまいます。

【太りすぎのリスク⑤】妊娠線

妊娠中に太りすぎることのリスクの5つ目は、妊娠線ができやすくなる、というものです。皮膚は身体の外側から表皮と真皮、皮下脂肪の3層構造で出来ています。

妊娠線というのは、急激にお腹が大きくなることに真皮と皮下脂肪がついていくことができずに避けてしまうものです。皮下脂肪が付きすぎると、お腹のふくらみもその分大きくなるので、妊娠線ができやすくなってしまうのです。

妊娠線を作らないためにも、妊娠時のボディケアは本当に大切です。Lovely編集部のおすすめはノコアのボディクリームです。妊娠線を作りたくない方はもちろん、できてしまった方にも使って欲しい妊娠線クリームです。