金庫の鍵は、元局長を含めた一部の担当者で管理していたが、今月9日、同社が税務調査を受けることを知った元局長は発覚を恐れ、同社に着服を申告。これまでに約448万円を弁済しているという。
「ただでさえ年々募金総額が減り、存在意義が薄れている『24時間テレビ』だが、こんな不祥事が発覚してしまったからには募金額は激減するのではないか。追い打ちをかけるように来年以降、旧ジャニーズ事務所創業者である故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、同社所属タレントをパーソナリティーに起用しない可能性も高く、視聴率も望めない」(テレビ局関係者)
また、同日、今度は大阪の読売テレビの管理職の40代の男性社員が飲食費など約1400万円を会社に不正に請求し、懲戒解雇されたことが発覚。男性社員は、今年6月まで3年ほどにわたり、飲食費など約1400万円を、「追加演出費」などの名目で番組制作会社を通じて不正請求をしており、そのうち約870万円を現金で受け取っていたという。
男性社員が担当する音楽番組『カミオト夜』の経費が予算を大きく上回る状態が続いていたことから、社内調査が行われ不正が発覚。これを受け、同番組の年内での休止を発表した。