file3.好きなことを一生の仕事に―大切なのは失敗しても自分を信じること

『PRIME』より引用
(画像=https://eclat-salon.net/ ,『PRIME』より引用)
  • 岡崎由果さん(43歳)
  • 家族:子供3人
  • サロン領域:痩身エステサロン(痩身エステスクール併設)
  • 従業員:3名
  • 独立した時の年齢:38歳
  • サロン名:エステサロン エクラ サロン場所:千葉県千葉市

―オーナーになろうと思ったそのきっかけや転機になった出来事を教えてください

独立前は大手エステサロンに勤務し、正社員でエリア統括マネージャーも経験しました。しかし、出産後はパートへ変更、パートでも9時半〜16時の勤務。職歴だけは16年あったので、スタッフ教育や売上管理、サロンの運営などを任されていたんですね。スタッフ教育をやるとなると帰宅後も色々考えたりしていました。

でもそれに見合うお手当もなくいただくのは時給だけ、こんなに頑張って時給だけなら自分でやったほうがもっと楽しいんじゃないか?頑張った分収入も上がるよう独立を考え始めました。それに子供が熱出してもすぐ迎えにいってあげられるなと。そんな思いで半ば勢いで開業しました。エステの仕事は大好きだったので一生の仕事にしたかったんです。

―そこまで経験や実績があるとやはり自信もあったんでしょうか

自信はあったんですけど、蓋を挙げたら全然お客さん来なくて!月15,000円の売上とかで、結局他のサロンやパン工場のパートと掛け持ちをして家賃を補ったりしてました。

また、売上を一定の金額以上あげられ続けられるか。また、サロンを継続し、家賃や給与を払い続ける責任と不安は感じています。自分の健康やスタッフの育成についても常に考えています。

―そんな状況でお子さん3人を抱えた状態で、またサラリーマンになろうとは思わなかったのですか

それが全然なくて。同じ五体満足の方ができて上手く行ってるのに私にできないはずがないと思っていて。私に何かが足りないだけで私にもできるはずだとどこかで思っていました。

あとはパートに戻ったりサラリーマンになるのは恥ずかしかったんですね。一回開業して戻るのが。それがあったかもしれないです。

―では、今脱却できた理由は何だったのでしょうか

うまくいかなかったのは、実はこの「マスターサロン経営塾」に入るまでなんです。その時はこのままじゃだめだと思って、うまくやってる人がいるなら、やり方が悪いのか自分の行動が足りないだけんだろうと考えたんです。成功している方のやり方を学ぼうと思って、この経営塾に参加するようになりました。

―自分に自信が持てない方が、自信を持って動いていくためにはどうしたらいいでしょうか

誰もができるはずだと思うんです。やり方と行動力ないだけで。絶対やればみんなできると思ってます。

でも心のどこかには絶対やってやる!っていうなにくそっていう泥臭い部分はあります(笑)人が何カ月も来なくて、その土台すら作れないのがくやしくて。

あと、私は華やかな世界に憧れたわけじゃなくて、自分の提供するものでたくさんの人がきれいになって喜んでもらえたら嬉しいという思いで開業したので。それを叶えたい気持ちも大きいです。

―実現したいと思う世界があって、そのために足りないことを揃えていくということですね

目標はクリアでしたね。でも月商いくらとかはなくて、この仕事で成功したい、成功の定義が何かもわかってなかったけどこの仕事で食べていきたい、子供たちに好きなもの買ってあげたいとか。そういう部分はありました。

―自分に自信がない方や、これからサロンオーナーになろうとする方が一歩踏み込むためのアドバイスがあれば教えてください

同じ人間がやれているのだから、自分にもできるはずと思って私はやってきました。サロンオーナーになったその先にある景色が見たいと思ったからです。

あとは自分が自分を信じてあげないとかわいそうじゃないですか。自分を卑下してたらかわいそうだから、私は自分の事を結構めちゃめちゃ褒めるんですけど(笑)家に帰ったら今日も頑張ったねって。それはこうした集まりで学んだことでもあるのですが、自分は褒めてあげないと!(笑)

―最後にサロン運営を通しての夢をお聞かせください

ダイエットを通して、女性が根本から明るく活躍する社会にしたいです。

file4.会社倒産に借金からのスタート―支えたのは強い思いとコロナ禍での経験

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)
  • 岩田麻友美さん(31歳)
  • 家族:独身
  • サロン領域:痩身エステサロン
  • 従業員:2名
  • 独立した時の年齢:30歳
  • サロン名:Bijou Queen
  • サロン場所:大阪府 大阪市

―オーナーになろうと思ったそのきっかけや転機になった出来事は何ですか

会社がコロナで倒産。働く場所がなく転職も考えましたが、前々から独立願望があっため思い切ってコロナ禍真っ只中ではありましたが、独立開業を決意しました。

―コロナ禍で、今は独立しても不安な中だと思うのですが転職ではなく独立を選んだのはなぜですか

もともと独立願望はありました。でも資金が溜まってからにしようと思っていたんです。

しかも、コロナ禍に加え緊急事態宣言下での開業だったため、当初はやっていけるのか本当に不安でした。また、開業するにあたり、準備が完璧だったわけではなかったので、開業資金が無く、借入150万円からのスタート。返せるかも不安でした。

でも、前職で私についてくださっていたお客様に独立を勧められ、背中を押していただいて。まだ若かったんですけど借金をしてスタートを切りました。

―独身での独立は全部自分の責任になりますし、不安は大きかったのではないでしょうか

そうですね。前職で2ヶ月間給料未払いの末倒産、開業資金ゼロどころか借入れスタートだったため、まずは借金が返せるか、コロナ渦で集客出来るかも不安でした。それでも「やってみないと分からない」と一念発起しやってみることにしましたが、不安と葛藤だらけのスタートでしたね。

―そこまで背中を押したものは何かあったのでしょうか

私がもともと90キロもあり太っていました。でも自分ではなかなか痩せられなかったんですね。そんな経験から、以前ブライダルでエステをやっていた時に自分と同じお悩みの方を悩みから解放させたいという思いが強かったんです。なので私の場合は、生活やお金のために起業して頑張るというよりは、お客様に寄り添って理想の接客をしたい一心で独立したという感じです。

ただ、コロナになってから思ったことがあって、1回目の緊急事態宣言で国から10万円の給付金を貰う時、「自分は与えられるだけの人間なのか」と力の無さに悔しい思いをしました。お金があったら寄付する側に回れたのにって悔しくて。

誰かに寄付や協力が出来る程の財力があれば、医療従事者の方をはじめ沢山の方の力になれたのに…と思ったことが今でも自分を奮起させる原点です。

―女性でその視点持てる方、そこまで社会的意義を感じてお仕事されている方は珍しい気がするのですが

そうなんですかね。でも、今売上を上げ続けている一番のきっかけになった出来事だったと思います。

今は過渡期というか、それをきかっけに売上も徐々に上がっている途中ですね。

―サロンオーナーになろうとする方が一歩踏み込むためのアドバイスはありますか

「人生一度きり」私はいつも壁にぶつかったり、道に迷った時にこの言葉を思い出します。1回きりしかない自分の人生、不安もあるけど、やりたいことをやらずに、最後に後悔するのは残念なことだと思っています。

やりたいこと、やってみないと分からないこと。沢山ありますが、これはやらなきゃ後悔する。やりたい!と思ったことは悔いのないようにやってみていただきたいです。

失敗は、後から回収出来ますし、成功のための大きな財産になりますから、失敗は恐れるだけもったいないです!

―最後にサロン運営を通しての夢をお聞かせください

今後は健康増進のためのサービス施設や、ペットも一緒に楽しめる施設なども展開させていきたいと考えております。

file5.「CHANELの生き方」に突き動かされて―夢を叶えるのは自分次第

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)
  • 中山ゆかりさん(42歳)
  • 家族:夫
  • サロン領域:エステサロン・オリジナル化粧品販売
  • 従業員:2名
  • 独立した時の年齢:37歳
  • サロン名:毛穴ケア専門サロン ミシア
  • サロン場所:東京都渋谷区

―オーナーになろうと思ったそのきっかけや転機になった出来事は何ですか

当初結婚し医療事務をしていましたが、毎日がつまらなかったんです。そんな中、たまたまカフェに置いてあった「CHANELの生き方」という本を読み、自立したCHANELの生き方を知りました。

その時、自然と心の中に「自立したい」という気持ちが芽生えました。自立してお金を稼ごう、お金持ちになるために起業しよう!と。そして仕事にするなら好きな美容にしようと思ったのがきっかけです。

―具体的にどういう部分に突き動かされたのでしょうか

仕事をすることで女性は自立ができる、お金を得て自由を手に入れられるということにすごく共感して。

彼女の残した言葉に「翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすために、どんな障害も乗り越えなさい。」というのがあって。大きい羽根か小さい羽根かは生まれてきた環境によるけど大きい羽根を追ってしまうのも自分次第だし、小さい羽根を大きくするのも自分次第だって書いてあったんです。それで、「ああ、私も変えよう!」と思ったんです。

―それは雇われていては叶わないと思ったのですか

お金の面で稼ぐことの限界はあると思いました。お金持ちって二種類あって、使わずに貯め込む人とお金を作り出して自由を得る人。だったら私は作り出して豊かにしたいと思いました。

―でも、ご経験がない中での起業は不安ではなかったですか

私は美容業界、エステサロンを全く知らなかったので、むしろ不安要素がわからなかったです(笑)「好きな仕事でお金持ちになる!」という夢を見てスタートしました。稼ぐことをまず軸に考えて、それが理想的な生き方に繋がるというところからの起業というか。

勉強はいつからでもできると思います。自分次第だと思います。

―サロンオーナーになろうとする方が一歩踏み込むための未経験者だからこそのアドバイスはありますか

夢があるなら、自分の人生突き進んで欲しい。誰もあなたの夢は邪魔しない。自分のなりたい未来を描けるのはあなただけです!

―最後にサロン運営を通しての夢をお聞かせください

毛穴に悩む人を減らしたい。ミシアに関わっている、スタッフ、お客様、スキンケアの取扱店様、みんながミシアに関わって良かった、幸せだと思えるような会社にしたいです。

file6.経営を学び月間150万の売上も実現―自分と子供たちに贈る幸せな日々

  • 塩谷亜希さん(41歳)
  • 家族:子供2人
  • サロン領域:ダイエットサロン
  • 従業員:3名
  • 独立した時の年齢:34歳
  • サロン名:ダイエット専門サロンユアキュア
  • サロン場所:埼玉県越谷市

―オーナーになろうと思ったそのきっかけや転機になった出来事は何ですか

現在シングルマザーなのですが、離婚前は元夫の会社の事務を手伝っていました。離婚を気に手に職を付けたいという気持ちと、ずっと小さい頃から人にマッサージをするのが好きだったのでエステティシャンの資格を取ろうと思いました。

最初はトータルサロンに勤めていましたが、ある時、サロンオーナーが結婚のため休業。子供がいたので日曜日、祝日は出勤できない、夜遅くまで働けないなど制約もあり、まだ独立するには早いかなと思ったのですが、30歳でエステティシャンの資格を取ろうと思った時にはオーナーになりたいと決めていましたのでそこで決心しました。

―サロンオーナーになる際の不安や葛藤はありましたか

子供が2人いるので食べさせていけるか、生活ができるか不安でした。でもワクワクも大きかったです。

―実際に苦労された部分はありましたか

クーポンサイトに掲載しても新規のお客様に来ていただけず、集客が上手くいかずとても辛かったです。シングルマザーへの市や国の手当てでなんとかやりくりしていました。

―そこから脱却できた理由は何かありますか

この「マスターサロン経営塾」に参加するようになり、経営する上で数字を意識することは大事ですが、今まで意識しているつもりがそれはフリだったのかなと気付きました。また、100万円売り上げているオーナーの方が沢山いたので、たくさんお話しを伺うことで参考になり、また励みにもなりました。

私の場合はこちらに入って、2ヶ月で100万円を達成できたのが本当に救いでした。今では自宅サロンから移転することができ、新規集客10名、売上も月300万達成して人生が本当に変わりました。

好きなものを買えることや、自分の美容にもお金をかけられるようになったこと、そして今まで難しかった子供の習い事もさせてあげられるようになりました。

―サロンオーナーになろうとする方が一歩踏み込むためのアドバイスはありますか

不安や心配な事が準備をしていく中で大きくなるけれど、それは実際にサロンオーナーになったらその不安などは無くなるので大丈夫!まずは今やるべきことを楽しんでやってみてください!

―最後にサロン運営を通しての夢をお聞かせください

都内にダイエットサロンを増やしたいです。また、スタッフたちと旅行にいったり、プライベートと仕事の両立を充実させたいです。

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)
『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

<編集後記>

ライフイベントをきっかけに働き方や生き方を再考する女性は多い一方、独立となると「自分には関係ない」「私にはできない」といった声が聞かれるのも事実です。

しかし、今回インタビューした皆さんも特別な経営のノウハウがあるわけでも、バックグラウンドに恵まれていたわけでもありません。

一歩踏み出す勇気と学ぶ姿勢、そしてご自身の夢のために一つ一つ積み重ねて今を手に入れている方がほとんどでした。

今回訪問した岩山ひろみさん主催の交流会は、オーナー同士の大きな相乗効果を生み出すきっかけになっているようです。精神的な部分のみならずヒントを得る機会があることや実践的な糧になる場があることは心強いですね。自分の腕ひとつで経営にチャレンジするオーナーでも、躓いた時に同じ立場の方と情報交換できる場があるのは新たな発見でした。

会場で感じたみなさんのポジティブなパワーに、「私も前向きに一生懸命生きていこう!」と軽い足取りで帰路についた取材班でした。

提供・PRIME



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