ピアスホールを開ける道具といえばピアッサーやニードルが一般的ですが、初心者でもきれいなピアスホールを開けることができるカヌラニードルという道具があるのをご存知ですか?今回はカヌラニードルの使い方やピアスホールの開け方を詳しくご説明します。

カヌラニードルとは?

耳に付けるアクセサリーといえばイヤリングやイヤーカフなど、様々な種類のアクセサリーが販売されていますが、その中でもピアスはデザインの種類が他のアクセサリーに比べて圧倒的に多いです。

しかし、ピアスを付けてみたいなと思いつつも耳に穴を開けるというのは、人によっては結構な勇気がいる行為ですよね。 更に自分で耳に穴を開けたいとなると、どうやって開ければ良いのか分からないという人も多いかと思います。 そこで今回はピアスホールを開けるときに使うカヌラニードルの使い方や開けた後のお手入れ方法を詳しくご説明したいと思います。

ニードルとカヌラニードルの違いや選び方は?

ニードルの選び方として重要なのは先端の鋭さです。 ニードルは先端が鋭い刃物になっていて、穴を開けるというよりも切り進む感じでピアスホールを開けるようになっています。 切れ味の悪いニードルを使ってしまうとピアスホールが開けにくかったり、ピアスホールがきれいに開かず、アクセサリーを通しにくくなるなどトラブルの原因にもなります。

そのようなトラブルを防ぐためにもおすすめなのがカヌラニードルです。 普通のニードルはピアスホールを開けるだけですが、カヌラニードルはニードルの上に筒が付いているので、貫通させてからニードルを抜くと耳に筒が残ります。 耳に残った筒を適当な長さに切って、その筒からピアスを入れることが出来るので、ピアスホールが塞がる心配もなく、よりピアスが付けやすくなります。

耳に穴を開ける道具は?

ピアスホールを開けるときはニードルかピアッサーを使う方法があります。 ピンや画鋲でピアスホールを開ける人もいますが、本来ピアスホールを開ける使い方をするものではないので、衛生的におすすめ出来ない方法です。 そこで、ニードルとピアッサーで耳に穴を開けるときのメリットとデメリットをご説明します。

【ニードルでピアスホールを開けるメリット】
・ピアスホールが完成するまでの期間が短い
・きれいなピアスホールを作りやすい
・好きなデザインのファーストピアスを付けることが出来る

【ニードルでピアスホールを開けるデメリット】
・ピアッサーより傷みがある
・穴を開けることに迷いがあると、時間が掛かる
・ファーストピアスを購入しなければならない

【ピアッサーでピアスホールを開けるメリット】
・一瞬でピアスホールを会えることが出来る
・比較的傷みが少ない
・ファーストピアスが付属していて購入する必要がない

【ピアッサーでピアスホールを開けるデメリット】
・ピアスホールの形がきれいになりにくい
・ピアスホールが腫れた場合、ファーストピアスが食い込んで埋まる場合がある

ニードルもピアッサーも、どちらもメリット・デメリットはあるので、自分で使ってみたいと思ったものでピアスホールを開けるようにしましょう。

カヌラニードルを使って耳に穴を開ける位置は?

耳にイヤリングやイヤーカフなどのアクセサリーを付け慣れている人でも、初めてピアスをする場合は、耳たぶに付けるのがおすすめです。 耳たぶにピアスを付けることに慣れてから、ヘリックスやトラガスなど他の位置にピアスホールを開けるのが良いと思います。

ヘリックスとは耳の一番外側の部分のことです。 軟骨の耳輪とも呼ばれ、この部分にピアスホールを開けるとアクセサリーのデザインが際立つので、ヘリックスにピアスホールを開ける人も多いです。

トラガスとは耳の穴の付近にある三角形の出っ張った部分のことです。 トラガスにピアスを付けると髪の毛に隠れにくくなるので、アクセサリーのデザインをよく見せたい人はこの部分に穴を開けることが多いです。

カヌラニードルで耳に穴を開ける前に必要なものは?

カヌラニードルで耳に穴を開ける前に、まずは「ファーストピアス」を用意しましょう。 ファーストピアスとはカヌラニードルで耳に穴を開けてから、ピアスホールが完成するまで、ずっと耳に付けているピアスのことです。 ピアスホールが完成するまで大体4~6週間はかかるので、生活の邪魔にならないシンプルなデザインのピアスを選ぶようにしましょう。

ファーストピアスの選び方が分からないという場合は、ピアス軸の太さで選ぶのがおすすめです。 ピアスの軸の太さはG(ゲージ)という単位で表され、0G~20Gまであり、数字が小さいほど軸の太いピアスになります。 耳たぶに付ける一般的なファッションピアスの平均的な太さは18G~20Gの太さになっていますが、ファーストピアスには16Gの太さがおすすめとされています。 これは、最初に開けるファーストピアスは太めの軸で開けた方が安全性が高いと言われているからです。

G(ゲージ)をmm単位に変換すると以下の太さになります。

14G…1.6mm/16G…1.2mm/18G…1.0mm/20G…0.8mm

ファーストピアスを耳たぶに開けるなら16G、ヘリックスやトラガスなどの軟骨部分に開ける場合は14Gがおすすめです。