11月19日に日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)の第6話が放送された。甲子園を目指す下剋上ストーリーは中盤を迎えながらも、いまだチームの核となる監督が定まらない越山高校野球部。待望の南雲脩司(鈴木亮平)の監督復帰に向けて、野球部員たちは2017年の夏の予選で下剋上の狼煙をあげる会心の放送回となった。

 実質部員1人だった越山高校野球部が甲子園出場を目指して成長していく本作品。その原動力の社会科教師・南雲は、理論的な指導と人情味あふれる親身なコミュニケーションで部員の心をつかむ。チームとしての成長の兆しが見え始めたとき、南雲は教員免許不所持の秘密を自白し、その結果越山高校野球部と南雲は世間から奇異の目にさらされることになる。監督が定着せず迷走する野球部、越山高校を辞め人目を忍ぶ生活を送る南雲。ドラマは鬱々とする展開に進みながらも、南雲と部員の“食卓”を交えた交流はひそかに続いていた。