日本一早い紅葉で知られる「旭岳」や、名産である栗の食べ歩きが楽しめる「小布施」、広大な敷地できのこ狩りができる「三川観光きのこ園」など、9月の国内旅行におすすめの穴場旅行先をご紹介します。

1.【北海道】旭岳

旭川空港から車で約1時間、札幌からは車で約3時間の場所に位置する旭岳。日本最大の国立公園「大雪山国立公園」に含まれる、標高2,291mの北海道一高い山です。

旭岳は、じつは日本一早い紅葉が見られる穴場のスポット。8月下旬から葉の色づきがはじまり、9月上旬〜下旬が見頃で、とくにロープウェイから眺める大パノラマの紅葉は大変見応えがあります。

旭岳ロープウェイの山麓駅から姿見駅までは約10分。ロープウェイで登った先からハイキングでさらに紅葉散策を楽しむのもよし、山頂まで紅葉を愛でながらの登山もおすすめですよ。

2.【和歌山】鷲ヶ峰コスモスパーク

標高586mの「鷲ヶ峰」頂上に広がる自然公園。天気のいい日には淡路島や四国まで望むことができます。名前の通り秋には一面のコスモス畑が広がり、まさに天空のお花畑!見頃は例年9月下旬〜10月中旬にかけてで、約100万本が咲き誇ります。

園内には子供が遊べる遊具もあり、家族連れでの9月の旅行先にもぴったりですよ。

3.【長野】小布施

小布施の栗の小径

人口は1万人ほど、町役場を中心に半径2kmの範囲にほとんどの集落が入るという、長野県で一番小さい町。しかし「まちづくり」成功の町として注目をあつめており、穴場の観光スポットとなっています。

美しい景観とともに有名なのが栗。9月初旬頃から、その年収穫された新栗を使ったメニューが店頭に並びはじめるので、9月に訪れるのがまさにベストタイミング。栗を使ったメニューを扱うお店は、小布施駅から徒歩10分足らずの中心エリアに集中しているので、食べ歩きするのにもぴったりです。

和菓子にモンブランケーキ、アイスなど、たくさんの栗グルメがありますが、ぜひ立ち寄りたいのが明治26年(1893年)創業の栗菓子の老舗「竹風堂」。レストランを併設しており、栗菓子店ならではの甘味や、和食コース料理がいただけます。

中でも名物の「栗おこわ」は、厳選した栗をたっぷり混ぜ込んで炊きあげた一品。栗おこわと、山菜の煮物など郷土の味覚を味わえる「山家(やまが)定食」がおすすめです。