ダイヤモンド・ザイ2020年1月号の「1万人アンケートでわかった! 65歳からの年金生活のリアル」によると、定年後に後悔したことの1位は「人生設計についての後悔」でした。しかしその内容は、人により異なるはずです。そこで70代以上の生の声などを参考に老後の人生設計において、「50代のうちにやらずに後悔した3つのこと」を紹介します。

1.50代までにもっと貯金をしておくべきだった

「1万人アンケートでわかった! 65歳からの年金生活のリアル」の結果から、定年前、つまり50代までの準備不足で後悔していること1位に「お金の準備」が挙がっています。筆者と接点がある70代以上数十人に尋ねた結果でも、「50代までにもっと貯金をしておくべきだった」という声が多くありました。

70代以上は高度成長期やバブル全盛期のころが働き盛りで、妻の多くは専業主婦。完済が定年後となる住宅ローンを組み、子どもの教育費が聖域だった家庭も多い世代です。その結果十分な貯蓄ができないまま年金生活に入り生活が苦しくなったケースも少なくありません。

一方で若いころから節約して貯蓄に励み、子どもが自立した後は老後に向けて貯金のペースを上げた70代以上もいます。そうした場合は、比較的ゆとりがある生活をしているようです。

そのことから最後のお金の貯めどきと言われる50代からは生活レベルを下げ、老後資金となる貯蓄を増やすことが非常に重要とわかります。

2.50代までにもっと健康に気を配るべきだった

前出の調査では、2位に健康面での準備が挙げられています。ちなみに、筆者が尋ねた70代以上でもっとも多かった後悔はこちらでした。

50代は、仕事で重い責任を負い、子どもが大学進学などでお金がかかる時期。そのため自分の健康にまでは気を配れない人が多いのが実情です。しかし50代は、体力の減退が目立ってくる時期でもあります。不摂生な生活を続けて体力づくりを怠れば当然生活習慣病のリスクが高まります。

また健康診断を軽視すれば、大きな病気を見落とし後悔する結果になりかねません。70代以上に聞くと50代はあまり健康に気を配らなかった人が多い傾向です。そのような人ほど老後に大きな健康上の問題を抱え老後の医療費の負担に泣くことになります。

まだ十分なお金と体力がある50代から健康維持への取り組みを重点的に行うことの必要性が理解できるでしょう。