麗美は「あなたの節操のなさには」と怒りというより呆れた様子。秋生も「俺がこんな人間だと知ってるだろ」と開き直る始末。早乙女家の家族関係はやはり崩壊していた。秋生は「離婚はいつでもしてやる」と強気。権力と金を握っているからこその自信。麗美も若い芸能人と不倫をしているが「金しか魅力がない」と侮辱する始末だ。
一方の新堂家。修羅場の後、2人並んで無言で帰宅(家族だってバレるかもしれないのに無防備すぎやしないか……)。麗美に「秋生がしつこく誘っている、と一葉から相談をされた」と嘘をついて現場に仕向けたのは航輔だった。2人で帰宅後、一葉は「秋生を殺してでも、という気持ちだった」「なぜ邪魔をするのか」と航輔を責めるも「妻が抱かれるのを耐えられない」「これ以上は復讐をやめよう」と諭す。新堂家の夫婦関係も(復讐において)方向性が大きく変わってしまっていたようだ。しかし、一葉は「(梨里杏を失った)胸の痛みは消えない。復讐は続ける」と涙ながらに宣言した。
別で動いていた沙奈(渡邉理佐)は、秋生に女性タレントを流している芸能事務所のいかがわしいパーティに、早乙女家の長男・倫太郎(塩野瑛久)と潜入。倫太郎も家族を毛嫌いしており、沙奈の口車に乗って家族の悪行を潰そうと動く。沙奈はパーティにいた事務所の社長である釘抜美嘉(しゅはまはるみ)に近づき「有名になりたい」「何でもする」といって、タレントとして近づくことにした。沙奈は、秋生も出席する芸能人オーディションに参加することとなる。
後日、一葉は麗美に呼び出されて、あの日の一葉が「抱かれる女の目じゃなかった」と鋭い指摘。だが、今回の件は秋生の暴走ということで今後も家政婦として働けることになった。いやいや、いい加減トラブルが多いためクビにした方がいいと思うのは筆者だけだろうか。