MCはジュニアが務め、毎回異なるゲストが審査員長として1人で審査を行う。イスが残りひとつになり、勝ち残った芸人がその週の「座王」となる。
真っ白のスタジオセットに、芸人の衣装は基本的に白Tシャツで、名前の書かれたビブスを着込む。ビブスの色は、男性は水色、女性はピンク色だ。十数人の観覧者も自前の白い服装で参加している。いかにも低予算なスタジオセットだが、それも虚飾を排したお笑いガチンコ勝負を演出しているように見える。
この『座王』で圧倒的な強さを見せているのが、笑い飯・西田幸治だ。通算200勝を誇り、63回の座王を獲得。対戦勝率は85%を超え、特に大喜利やモノボケといった得意ジャンルでは9割以上の対戦に勝利し、その成績から「座王の鬼」の異名を与えられている。
座王63回の西田に続くのが、R藤本の19回、セルライトスパ大須賀の17回、ロングコートダディ堂前透の14回。今や賞レースファイナル常連のロングコートダディだが、関東のお笑いファンに最初に堂前の名前を印象付けたのは、まちがいなく『座王』での活躍だろう。
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