ダイエット中の食事制限がストレスになり、ダイエットを断念する方は少なくありません。そんな方こそ試してみたいのが【ベジファースト】という食事改善法です。そこで今回は、ベジファーストのやり方や、実践することで太りづらくなる理由、効果を高めるコツについて紹介します。

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「ベジファースト」を取り入れて太りづらい食習慣を

「ベジファースト」とは野菜やキノコや海藻から食事をスタートする食事法のこと。食べる順番を見直すことで誰にでも簡単にできる食事の改善法です。食べる食材の順番を見直すだけなので、比較的ストレスを感じることなく太りづらい食べ方を実践できます。

「ベジファースト」が太りづらい理由

「ベジファースト」がなぜ太りづらいかと言うと、糖質の吸収や脂肪のためこみが関係しています。

ベジファーストを実践すると、食事のはじめに摂った食物繊維が、後から摂った食物の消化吸収をゆるやかにしてくれるため、血糖値の急上昇を抑えられます。また、血糖値の急上昇を抑えられると、過剰なインスリン(血糖値を下げるために膵臓から分泌されるホルモン)の分泌を防げるため、からだに脂肪がたまりにくくなるというわけです。

「べジファースト」の効果を高めるコツ

べジファーストの効果を高めるコツは下記2つになります。

(1)野菜(キノコ、海藻類)→タンパク質→炭水化物という順番で食べる

野菜の次はたんぱく質を摂って、最後に炭水化物を摂るようにしましょう。たんぱく質を摂る際も、はじめに豆腐や納豆などの大豆食品を中心に植物性のたんぱく質を食べます。その後に、肉や魚などの動物性のたんぱく質を含んだ食品を食べるようにしましょう。

(2)ゆっくり嚙んで食べる

ゆっくりと嚙んで食べることも意識しましょう。噛み応えのある食材をゆっくりと嚙んで食べると、食べ過ぎを防げるため、太りづらくなります。

太りづらい食べ方を実践したい場合は、野菜(キノコ、海藻類)→タンパク質(植物性)→タンパク質(動物性)→炭水化物という順番で食べる「ベジファースト」を実践して、バランスのとれた無理のない食事内容でダイエット成功をめざしていきましょうね。<text:薬剤師 中田 早苗(なかだ さなえ)>

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