透明感溢れるオーラと自然体の演技が人気を呼び、一時代を築いた女優の深津絵里さん。出演してきたドラマは数知れず、それらのほとんどが大ヒットに恵まれています!今回はそのような実績を持つ深津絵里さんの出演ドラマを総ざらいです。

深津絵里のプロフィール

名前:深津絵里(ふかつ・えり)
生年月日:1973年1月11日(2019年現在46歳)
血液型:O型
出身地:大分県
身長:156cm
所属:アミューズ

深津絵里さんは1986年に弱冠13歳でデビューします。ブレイクのきっかけは、1988年に出演したJR東海のCM。山下達郎さんの「クリスマス・イブ」をバックに、当時15歳の深津絵里さんが演じたピュアな恋模様が大人気を博しました。

1990年代から2000年代にかけて、深津絵里さんは数々のドラマに出演。多くの作品で日本アカデミー賞の授賞を経験し、日本を代表する演技派女優となりました。それではさっそく、厳選した珠玉のドラマをご紹介していきましょう!

深津絵里の出演ドラマ一覧

深津絵里さんがこれまで出演されてきたドラマは、新旧誰もが一度は題名を聞いたことのある名作揃いです。人気作品やランキングを併せてご紹介していきますので、充実のラインナップをお見逃しなく!

ステキな隠し撮り〜完全無欠のコンシェルジュ〜(2011年)

映画「ステキな金縛り」公開記念に、映画と同じキャストで作られた本作品。主演の深津絵里さんが演じるのは、異色すぎるホテル客たちの要望に奔走する新人コンシェルジュ・宝生エミ役。

タイトル通り、まるで盗撮しているような撮影手法が使われた、斬新な作品です。三谷幸喜監督流のドタバタコメディが楽しむことができます!

松本清張生誕100年記念作品・駅路(2009年)

作・松本清張、脚本・向田邦子の本作品は、時を越えて何度もリメイクされている超名作です。深津絵里さんが演じたのは、物語の肝である一人の男の失踪事件のキーパーソンとなる女性役。

主演は事件を追う刑事役として役所広司さん、その他に石坂浩二さん、木村多江さんといった演技派たちによるサスペンスチックなドラマです。

CHANGE(2008年)

木村拓哉さんが総理大臣役を演じた事で大きな話題となったドラマ・「CHANGE」。深津絵里さんが演じたのは、木村拓哉さん演じる朝倉啓太をサポートする総理秘書・美山理香役。元キャリア官僚という"デキる女性"を演じきった事で、働く同世代の女性たちの憧れの的となりました。

西遊記(2006年)

老若男女問わず一大ブームとなった2006年版、「西遊記」。主演の香取慎吾さんが演じた孫悟空の仲間と言う言葉を示す「なまか」に懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。深津絵里さんが演じたのは、孫悟空たちに慕われながら彼らと共に旅をする、三蔵法師役。

厳しくも温かく孫悟空たちを見守る、凛とした美しい三蔵法師は、深津絵里さんにはかなりのはまり役でした。ドラマだけでなく映画もヒットした大人気作品です。

スローダンス(2005年)

妻夫木聡さんとの共演で話題となった月9作品「スローダンス」。深津絵里さんが演じたのは、アパレル店で店長を務めるちょっと強気で不器用な女性・牧野衣咲役。妻夫木聡さん演じる、夢破れた主人公・芹沢理一とのひょんな再会からはじまる、淡いラブストーリーです。

川、いつか海へ 6つの愛の物語(2003年)

テレビ放送50年記念としてNHKで放送された、「川、いつか海へ 6つの愛の物語」。人生を川に例えた、6つのストーリーで構成される本作品。野沢尚さん、倉本聰さん、三谷幸喜さんを脚本に迎えた、笑いあり、時に涙ありの豪華オムニバスです。

深津絵里さんは、主要キャストの海江田多実役で1話、5話、6話に出演。共演に森本レオさん、ユースケサンタマリアさんといった豪華キャストも魅力的です。

末っ子長男姉三人(2003年)

深津絵里さんが演じたのは、仕事と遊びが生きがいのアラサー女子・通称春ちゃん。結婚に焦って参加した合コンで出会ったのは、岡田准一さん演じる柏倉一郎。見事ゴールインするも、嫁ぎ先には強烈キャラの一郎の三人の姉と、義母という女だらけの環境に巻き込まれることに。

姉役には賀来千香子さん、原田知世さん、小雪さんとこれまた豪華。ハートフルかつ、ドタバタなラブコメとして人気を博しました。

空から降る一億の星(2002年)

明石家さんまさんと木村拓哉さんのダブル主演が当時大きな話題となった、本作品。深津絵里さんが演じたのは、木村拓哉さん演じる片瀬涼と禁断の恋に落ちる、堂島優子役。物語が進むにつれて明らかになっていく衝撃かつ切な過ぎる事実に、視聴者はクギヅケとなりました。

恋ノチカラ(2002年)

深津絵里さんが演じたのは広告代理店に勤め、仕事に生きる主人公・本宮藤子役。人生に行き詰っていた矢先、憧れだった堤真一さん演じる貫井功太郎から人違いでヘッドハンティングされたことから始まるラブストーリー。 

深津絵里さんの演じる主人公のファッションも、毎話ごと支持されていました。物語を盛り上げる、小田和正さんによる主題歌「キラキラ」も記憶に残っている事でしょう。

忠臣蔵1/47(2001年)

赤穂浪士四十七士のうちの一人、堀部安兵衛一人にスポットライトをあてた名作、「忠臣蔵1/47」。深津絵里さんが演じたのは、木村拓哉さん演じる堀部安兵衛を献身的に支える妻・堀部ほりです。

カバチタレ!(2001年)

常盤貴子さんと共に、ダブル主演を勤めた本作品。深津絵里さんが演じるのは、大野行政書士事務所で働く敏腕行政書士の栄田千春役。事務所の所長には陣内孝則さん、常盤貴子さんの弟役には山下智久さん、その他篠原涼子さんといった豪華キャストも魅力的。

正反対のキャラクター演じる常盤貴子さんとの掛け合いや、キャラの濃いキャストが人気を博し、毎話20%近い高視聴率を記録しました。

天気予報の恋人(2000年)

深津絵里さんが演じたのは、天気予報ラジオ番組「午後2時のシンデレラ」のラジオDJ・唯川幸を務める金子祥子役。「恋愛のスペシャリスト」と称されるも、実は恋愛に臆病でうまくいかない日々を送っていた祥子を等身大に演じました。

主役の佐藤浩市さん演じる、バツイチの気象予報官と繰り広げた、もどかしくもピュアなラブストーリーは大好評。浜崎あゆみさんによる主題歌「SEASONS」もドラマにぴったりでした。

彼女たちの時代(1999年)

全員1973年生まれの3人の女性の友情を描いた本作品。深津絵里さん演じる主人公は、これといって楽しみもない、どこにでもいる26歳のOL。

同じく複雑な境遇を抱えた友人たちには、水野美紀さん、中山忍さんと当時の旬な女優さんが勢ぞろいでした。放送当時の1999年の世相を写した、リアルな女性たちの日常は、大きな共感を呼びました。

きらきらひかるシリーズ(1998年、1999年、2000年)

深津絵里さんが主演として新人監察医・天野ひかるを演じた、「きらきらひかる」シリーズ。主要キャストは、先輩監察医役の小林聡美さん、法医学教室の助教授役・鈴木京香さん、そして女刑事役の松雪泰子さんを含めた女性4人。

頼りになってデキる女性たちの活躍は、思わず同性でも惚れ惚れしてしまうほど。劇中では、仕事に没頭するだけでなくプライベートで恋を楽しむ姿も華やかに描かれ、人気を博していました。

視聴率も軒並み高視聴率を記録。視聴者からの好評も受け、1999年、2000年とスペシャルドラマも制作されています。

大河ドラマ 徳川慶喜(1998年)

大河ドラマ「徳川慶喜」では、天璋院篤姫役を演じた深津絵里さん。自信に満ち溢れたキャラクターで、度々慶喜と衝突する役を演じきりました。僅か25歳にしてこの威厳と貫禄は中々出せないでしょう。

成田離婚(1997年)

新婚旅行に行ったカップルが、旅行を機に離婚してしまう言葉、「成田離婚」。ドラマの題材としても用いられた事で、流行語にもなりました。新婚夫婦役で主演を務めたのは、草なぎ剛さんと瀬戸朝香さん。

深津絵里さんは、離婚危機に陥いった草なぎ剛さん演じる星野一朗に言い寄るも振られてしまう、結城玲子役。物語の主人公やヒロインのイメージが強い深津絵里さんとしては、珍しい役でした。

薔薇の殺意〜虚無への供物(1997年)

小説家・中井英夫の、難解かつ異端で奇書と名を馳せる推理小説を原作とした、本作品。深津絵里さんが演じたのは、奇妙な一家殺人事件を推理する、奈々村久生役。シャンソン歌手として歌唱するシーンも登場しました。

作品全体に流れる妖しくレトロチックな雰囲気と、深津絵里さんの儚さが絶妙にマッチした名作です。残念ながら、DVD化はされていません。