贅沢をしているつもりはないのに、クレジットカードの請求額が高くて驚いた……なんて経験のある人はいませんか?中には、給料日前にお金を引き出せなくなり、あわててしまうケースもあるかもしれません。「そんなに使ったつもりはないのに、お金がない……」このような“知らない間に”お金が減る原因と対処法を探ってみました。

なぜ、“知らない間に”お金が減ってしまうのか?

それほどお金を使っているつもりはないのに、なぜかお金が減っている、貯まらない……と感じている人はいませんか?お金が減っているからには、必ず使っているはず。原因を見つけて行動を変えれば、逆に「自然とお金が貯まる」体質へと変化できるでしょう。

貯蓄体質を早いうちに身につけるかどうかで生涯の資産は大きく異なってきます。20代のうちこそ、早めにお金の流れを把握し、無理のない改善と資産形成をはかっていきましょう!

お金が減る原因は、1,000円~4,000円の出費?

数万円のバッグを買ったり、10万円以上の海外旅行をしたり……そういった出費の「記憶」は、簡単にはなくならないもの。「散財した!」という感覚があるほど、多くの人は自然と財布の紐が締まるものです。

「来月は海外旅行だから、今は買わないでおこう」「この間、バッグを買ったばかりだから、今回は我慢しよう」そんな気持ちを抱いたことがある人は多いはず。

高い買い物をしたあとは、無意識に節約の意識が働くのです。つまり、大きな出費に関しては、トータルで見ると意外にも帳尻が合っていることが少なくありません。

一方で1,000円~4,000円ほどの5,000円を超えない出費は、大した意識もなく使ってしまうことが多いのでは?

さらに、これらの出費は積み重なると数万円単位で膨れ上がってしまい、「そんなにお金を使っているつもりはないのに、お金がなくなる」の原因になりがちです。

では、どのような出費が積み重なってお金が減る原因になっているのか、具体的に探ってみましょう。

お金が減る原因(その1)見落としがちな定額制サービス

1.サブスクリプションサービス

私たちは「○○放題」といった言葉に弱いもの。音楽や動画、ゲーム、ファッションや飲食まで……最近では多くのサブスクリプションサービス(以下、サブスク)が存在します。

「お得だから」と、いくつものサブスクを契約していると、それだけでかなりの出費になっていることがありますよ。また、使っていないのに「いつか使うかも」「いま解約するともったいない」といった理由で放置しているサービスもあるかもしれません。

まずはカードなどの利用明細を片手に出費を確認し、利用しているサブスクを一覧にして洗い出しましょう。使っていないサービスはもちろん、似たようなサービス、月末に退会しようと思っていたサービスは、すぐに解約することが大切です。

2.スポーツジムや習い事

健康のため、美容のため、スポーツジムに通いはじめたけど、忙しくて挫折してしまった……。学生でも社会人でも多くの人が経験する「あるある」です。

ほかにも習い事など、月会費を支払って何回かは通っているものの、ほとんど行けていないという人もいるでしょう。

スポーツジムや習い事の月会費は1ヵ月数千円~1万円程度と、決して安い金額ではありません。なかなか通えていないなら、プランを見直すか、思い切って退会するか、決断するようにしましょう。