リターンは「自分への投資」でも期待できる
こうしたリターンは「自分への投資」においても期待できます。例を3つ挙げながらその理由を説明していきます。
- 新たな知識を得る
- 人間関係を広げる
- 自分の健康を保つ
1.新たな知識を得る
新たな知識や経験は、何もせずに黙っていても得られるものではありません。知識を得るためには「書籍を購入する」「セミナーに参加する」「人に話を聞きに行く」など能動的な行動が求められ、出費がともないます。
書籍を購入する費用やセミナーの参加費、人に会いに行くと交通費や飲食代、お土産代なども掛かってくるでしょう。しかし新たな知識を得ることでさまざまな「リターン」が期待できます。そうした新たな知識を活用すれば、仕事でより成果を上げることができるかもしれません。
2.人間関係を広げる
人間関係を広げることでさまざまなチャンスに巡り合うことができます。
例えば異業種交流会や研修セミナーに積極的に参加したり、人からの誘いを断らないようにしたりするなど日ごろからの行動を変えることで人脈は広がっていくでしょう。
最近は「マッシュアップ」という考え方も重視されるようになってきました。マッシュアップとは「何かと何かを組み合わせることで新たな付加価値やシナジーを生み出す」という概念です。マッシュアップにおいても人間関係がいかに広いかが重要になってきます。
人間関係を広げるためには新たな知識を得るのと同様、お金を使うことも時間を費やすことも必要ですが、それに見合うリターンも期待できます。
3.自分の健康を保つ
健康への投資も自分への投資の代表格の一つです。若いころは自分の中年や老後がイメージしにくいため、健康管理がおろそかになりがちです。しかし若いうちから健康への意識を高めることで「健康寿命(心身ともに自立し、健康的に生活できる期間)」を延ばすことが期待できます。
「人生100年時代」が到来すると言われているなか、健康への投資は今後、より重要度を増してくるでしょう。多少お金が掛かっても健康的な食事を意識したり、月会費が掛かってもフィットネスクラブに通ったりするなど、健康への投資を行ってもいいでしょう。
目的意識を持つことの重要性
「投資することで何を得たいか」を明確にすれば余計な出費も減り、投資の原資となる預金も達成しやすいでしょう。つまり単にお金を貯めるのではなく、まずは目的意識を持つことが重要です。
自分が理想としている将来像を今一度考え、そこから「逆算」して、今からどう自分への投資をしていくべきか、計画を立てるところから始めてみるとよいかもしれませんね。
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