一面の黄色い絨毯が広がる「滝川市の菜の花畑」や、色あざやかな芝桜が美しい「茶臼山高原」、雪が作る回廊が圧巻の「八幡平アスピーテライン」など、5月の旅行におすすめの国内の穴場旅行先をご紹介します。
1.【北海道】壮瞥公園
洞爺湖を見下ろす丘の斜面に、豊後梅が咲き乱れる壮瞥公園。晴れた日には洞爺湖はもちろん、有珠山、昭和新山、遠くには羊蹄山やニセコ連峰を一望することができる穴場の絶景スポットです。
この公園では、約2万平方メートルに渡って300本の梅の木が植えられています。5月中旬頃に満開を迎え、傾斜のある丘一面が薄ピンク色に染まります。東屋のある展望台までは車で行くことができるので、家族旅行にもおすすめ。時折、梅の甘い香りが漂ってくるのどかな公園で、春のピクニックを楽しんでください。
2.【秋田】寒風山パノラマライン
男鹿半島の付け根にある標高355メートルの寒風山(かんぷうざん)。山頂に向かう道路は、寒風山パノラマラインと呼ばれ、気持ちの良いドライブコースとなっています。
寒風山は芝生に覆われているため、春を迎えると、枯れ芝から次第に柔らかな緑へと変わり、5月頃には目にもまぶしい新緑の芝が広がります。2022年には「未来に残したい草原の里100選」にも選ばれていて、草原の絶景が楽しめる穴場スポットでもあります。
ゆっくり風景を楽しみたいなら、山頂にある寒風山回転展望台がおすすめ。4階の展望室は約13分で一回転し、男鹿半島や八郎潟の干拓地、日本海の海岸線まで、360度のパノラマを満喫することができます。また寒風山は、パラグライダーのメッカとしても有名で、空中散歩も楽しめますよ。
3.【北海道】滝川市の菜の花畑/丸加高原伝習館
のどかな田園風景の中に広がる黄色い絨毯が美しい滝川市の菜の花畑。連作を避けるために毎年異なる畑に作付けされ、市内に点在しているのですが、その面積が日本一だということは意外と知られていない穴場の花スポットです。
満開となる5月中旬頃は、菜の花まつりのイベント会場となっている丸加高原伝習館を中心に、毎年変わる市内の菜の花畑会場を周遊してくれる菜の花タクシーや菜の花バスが運行しているので、市内各地の菜の花畑を便利に巡ることができますよ。
原則、畑に入ることは禁止ですが、丸加高原伝習館の周辺にある菜の花畑特設会場(有料)のみ、菜の花の中に入って撮影することが許されています。ルールを守った上で、観光を楽しみましょう。