9.【京都】原谷苑

京都は桜の名所が数え切れないほどありますが、その中でも穴場の桜スポットと言われるのがこちらの原谷苑。桜と紅葉の季節だけ一般公開されている私有庭園で、4月の旅行先にはぴったりです。

こちらの庭園の特長は、紅しだれ桜という品種のしだれ桜が多いこと。紅しだれの名の通り、花の色が濃く、満開時はまるでシャワーのように鮮やかなピンクの桜が降り注ぎます。紅しだれ桜のほか、ソメイヨシノなど計20種を超える桜が植えられており、品種によって見頃時期が異なるため、例年4月いっぱいは桜の見頃が続きます。

10.【福島】花見山公園

photo by doryさん

例年4月上旬〜5月上旬まで長期にわたって桜を楽しめる、花見山公園。じつは花木生産農家の私有地で、こんなに綺麗な花々を自分たちだけで楽しむのはもったいないと、昭和34年(1959年)に「花見山」として開放しており、隠れた桜の名所となっています。

桜のトンネルみたい

30分、45分、60分と3種類の散策ルートがあり、とくに60分コースは標高約180mの花見山山頂まで行くことができます。頂上にある展望場からは、福島市街地を一望する開放的で美しい眺めを楽しめますよ。

11.【佐賀】浜野浦の棚田

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玄海町にある「浜野浦の棚田」は、深い入り江のような地形を成している浜野浦の斜面に、総数283枚の田んぼが連なっています。もともとは、豊臣秀吉が朝鮮出兵のために築かせた名護屋城に携わった石工集団がこの地に定着し、長い年月をかけて築かれたと言われています。

photo by hanagonさん

地形を活かした見事な造りになっている棚田ですが、もっとも美しいと言われているのが、ちょうど田植えのシーズンとなる4月中旬から5月上旬にかけて。

開けている海の向こうにちょうど夕日が落ちるため、田植えのために水が張られた田んぼがまるで空を映す水鏡のような役割を果たして、辺り一面がオレンジの夕焼け色に染まります。美しい棚田を眺めながら、ゆっくり時間が過ぎるのを楽しめる穴場の観光スポットです。