舟からお花見が楽しめる「岡崎疎水」や、桜の時期だけ公開される私有庭園「原谷苑」、春先に1ヶ月だけ見られる「白川湖の水没林」など、4月におすすめの国内の穴場旅行先をご紹介します。
1.【高知】上久喜の花桃
仁淀川町上久喜地区にて、「この地区の新名所に」と15年かけて寒さに強い花桃が植えられてきました。花桃を育てたのは、2013年に亡くなった「花咲かじいさん」と呼ばれた日之裏隆寛さん。現在では、1,000本ほど植えられまさに穴場的な名所となっており、遺志を受け継いだ地元の方達が大切に育てています。
毎年4月上旬から中旬にかけて、赤やピンク、白い花を咲かせ、斜面一面を彩るその姿は、まさに桃源郷と呼ぶにふさわしい絶景です。
2.【東京】塩船観音寺
「花の寺 塩船観音寺(しおふねかんのんじ)」として知られる、東京都青梅市にあるお寺さん。花の寺と呼ばれるようになったのは、境内に植栽されているツツジがきっかけです。昭和41年に植栽がはじまり、昭和43年にはじめてつつじ祭りが開催されました。
現在は15種類、約17,000本のツツジが、4月中旬〜5月上旬にかけてお寺を囲むように色とりどりに花を咲かせ、まさに日本らしい春の風景が楽しめます。
3.【京都】岡崎公園・岡崎疎水
岡崎疎水は、琵琶湖疏水からつづく分流です。両岸にはソメイヨシノなどが約400本植えられており、今にも水面をかすめそうなほどに桜が咲き誇ります。桜の見頃となる4月上旬には、公園の周囲を囲むように整備された岡崎疏水を船で巡る「岡崎十石舟めぐり」が運行され、舟から楽しめるお花見が人気!
また陽が落ちてから行われる「岡崎桜回廊ライトアップ」では、疎水の水面に桜が写り込む幻想的な光景が見どころです。
4.【福島】桜峠
北塩原村にある桜峠は、2001年の敬宮(としのみや)愛子内親王殿下御生誕を記念して、オーナー制で2,001本のオオヤマザクラを植樹したのが始まりです。その後、東京都杉並区やニュージーランドとの交流記念等で追加植樹され、現在は約3,000本もの桜が植えられています。
例年の見頃は、4月中旬〜4月下旬。特に、峠の上から谷に広がる一面の桜を見下ろす景色は、格別です。