【スルースキルを身につける方法】6.正解は一つでないと知る
スルーするのが苦手な人の中には、自分の価値観しか信じられない、正解はこの世に一つしかないと思い込んでいるタイプの人もいます。
自分から見れば、「リンゴは赤い」という答えしかないわけです。しかし、違う人の意見では、「リンゴは白い」と表現するかもしれません。
そうすると、それは不正解だと感じてしまうので、つい無視できないようになってしまうケースも存在するでしょう。
リンゴの身は何色?
リンゴは白いという人に、自分の正論を押し付けるような対応をした場合、相手もムキになって仲違いしてしまうかもしれません。
ですが、もしも「どうしてリンゴが白いの?」と、素直な気持ちで問いかけたとしたら、相手は「だってリンゴの身は白いじゃない」と答えるでしょう。
自分の価値観と他人の価値観は同じでないことを再認識しておく
確かにリンゴの皮は赤いものが多いけれど、リンゴの身は白いと表現して間違いではないと、理解できる。どちらが正解というよりかは、それぞれの着目点が違うだけだったということに気付けるでしょう。
自分の常識や普通は、他人にとっては違う価値観があるかもしれない。そう認識しておくだけで、スルーする力はグッと鍛えることができますよ。
【スルースキルを身につける方法】7.相手の心理を理解する
自分にとって苦手な表現ばかりする人がいるとします。仕事の関係の人なので嫌でも顔を合わせなければならない。こんな状況、辛いですよね。
早急にスルースキルを鍛える必要があるでしょう。自分が嫌いな人や苦手な人と対面する時に、どのような接し方をすればよいのでしょうか。
自分と違う価値観や心理の存在を理解する
まず、自分自身としてはあり得ない「思考」や「心理」があることを認めてあげましょう。自分の中では「人としてあり得ない心理」だったとしても、直面する人の心には当然の事実として存在していることもよくあるものです。
「人の悪口を言うことで自己確立している人」
「人が嫌な思いをすれば自分が得をすると思い込んでいる人」
など、自分にとっては信じられない価値観を真摯に受け止め、忠実に実行している人もたくさんいるんです。このような人の価値観を残念に思うことがあっても、嫌いだと感じる感情が芽生えても、決してダメではありません。
ですが「このような心理の人もいるのだな」と、理解しておくと、その人のことを必要以上に否定したり、攻撃する意味が弱まり、スルースキルを鍛えることに繋がるでしょう。嫌だと思う感情とは切り離して、自分にできる冷静な対応をするだけで、相手に対してのストレスを軽減させることができます。
【スルースキルを身につける方法】8.言葉の裏を読み過ぎない
スルースキルを鍛えるという面においては、言葉の意味や裏の意味を読み過ぎないことをお勧めしますよ。「いつもお綺麗ですね」と言われたとすれば、言葉通りに聞けば単に誉め言葉でしかありませんよね。
ですが、言葉の裏を読みすぎると、「それって嫌味?」としか受け取れないようになってしまうこともあるわけです。
嫌いな相手の言葉は心にチクチクする
あまり好きでない人と仕事を一緒にしなければならなくなった場合、ちょっとした相手の言葉が心にチクチクと刺さるなんてこと、よくあると思います。
そんなケースでは、相手の言葉の意味を深読みしていたり、疑ったりする心理が働いている場合が多いんですね。
言葉の意味を考え過ぎず言葉通りに受け取る
例えば、嫌いな人から「いつも熱心にお仕事されていますね」と言われれば、「そんな簡単な仕事に何時間かけているの?」と言われているように感じたり。
自分が苦手だと思う人の言葉は、つい信用できなくて裏を読みたくなるものですが、あえてそんな気を回すことをしないようにして、額面通りに受け取るようにすると良いでしょう。