【スルースキルを身につける方法】3.一段上がって物事を見る
自分の感情としては「怒り」が沸いているとします。だけど、いちいち相手にその怒りを伝える必要があるのかどうか、ここを判断することが、スルーすべきかどうかの分かれ目となるでしょう。
そして、スルーした方が良いと判断した時に、どのような心境になればよいのかと言うと、
(1)心の中で「あなたは私に失礼なことをした。けれど、怒らないであげる。なぜなら私は賢いから」とつぶやく。
(2)そうして事態を見事スルーしたら、「怒らないであげられた私はやっぱり素敵」と、自分を褒めてあげる。
と、こんな感じでしょうか。
時には上から目線も必要と心得る
ちょっと日本人には馴染みのない感覚かもしれませんが、スルーすべき時にはいわゆる上から目線で物事を見ると、心にゆとりを持つことができてスムーズに感情をフラットに移行させやすくなります。
そうして、クールに対処できた自分をしっかりと褒めてあげることで、内側にため込まずに受け流せるようになります。
【スルースキルを身につける方法】4.ウジウジ考えすぎない
人からの言動をいつまでも気にしたり、脳内で何度も何度もリピートしては悔しい感情を再熱させたりするのは、スルースキルを鍛える上であまり得策とは言えません。
妄想力が高いことは決して欠点ではありませんが、ネガティブな感情のまま妄想しても、ろくなことにならないです。事実は事実としっかり受け止めて、それ以上繰り返しそのことについて考えるのは止めておきましょう。
スルースキルが弱いままだと…
(1)仕事上でミスをし上司にお小言をもらった。
(2)家に帰ってもウジウジとそのことについて考え、悔しい思いを何度も繰り返し思い出す。
(3)もう忘れようと思ってお酒をあおるが気分が一向に冴えない。
(4)もう仕事、辞めようかな・・・なんて思う始末で。
と、ろくでもない展開が想像できますよね。
スルースキルを鍛えると…
(1)仕事でミスをしたことはしっかり反省する。
(2)今後、そのようなことにならないようにミスの原因も突き止めた。
(3)上司にもしっかりとミスを謝罪したのだから大丈夫。
(4)自分は一生懸命やったけれど、注意が足らなかったのも事実。
(5)これからはしっかりとチェックするようにしよう。
と、ここまで思考すれば十分です。家に帰ってからは、そのことには決着がついているのでそれ以上考える必要はありません。
【スルースキルを身につける方法】5.感情的にならない
せっかくのデート、楽しみにしていたディナーなのに、どうにも予約していたレストランの接客が最低だった。こんなケースだと、怒りMAXにもなろうってもんですよね。
ですが、恋人が目の前にいる手前、怒りを露にするのは得策とは言えない状況。ここはスルーするのがベストか。
といった場合、スルースキルを日頃から鍛えるとスマートに対応できるようになります。
接客が満足できなくてもデートは台無しにはならない
デートのメインでもあるディナーが最悪な接客だったとしたら、ついデートのすべてが台無しになったと思い、ガッカリ気分になりがちですよね。
ですが、それはデートの一部分だけであり、いわばちょっとしたアクセントのようなものだと捉えてみて下さい。
嫌な対応をされたとしても、「ここはあまり良くなかったね。その分、この後の展開に期待してて」と、恋人にサラリと言ってのけれたら、あなたの魅力はさらに高まること間違いなしでしょう。
自分自身で、嫌なことがあっても「これはすべてではない」と理解できれば、心に余裕を持つことができ、悪い対応も些細な事だとスルーできるようになります。