福島の紅葉の見ごろは、内陸部が一足早く楽しめ、紅葉スポットも多めです。ドライブを楽しみながら愛でる紅葉、神社の参拝や森の散策、庭園と共に楽しめる紅葉スポットなど、バラエティに富んでいるので、ぜひ参考にしてください。
【1】あづま総合運動公園
1995年(平成7年)に開催された体育大会「ふくしま国体」のメイン会場として使用され、陸上競技場や野球場、総合体育館などの運動施設が整備されています。公園内中央の園路は、520mに及ぶイチョウ並木になっており、秋には美しく黄葉したイチョウの下で散策を楽しめます。見頃の時期にはライトアップも行われ、映画のワンシーンのような幻想的な風景が広がります。
【2】磐梯吾妻(ばんだいあづま)スカイライン
福島で紅葉スポットの一番人気ではないかと思われる磐梯吾妻スカイライン。高湯(たかゆ)温泉と土湯(つちゆ)峠を結ぶ、全長約29kmの道のりです。「天空を走る道」とも呼ばれ、様々に表情を変える景色は、飽きることのない絶景の連続です。ルート沿いには、名湯と名高い高湯温泉、散策が楽しめる浄土平や(じょうどだいら)や、吾妻小富士(あづまこふじ)などがあり、充実した一日が過ごせます。
つばくろ谷 :不動沢橋:10月中旬〜下旬頃
天狗の庭:例年10月上旬〜中旬頃
浄土平:例年9月下旬〜10月上旬頃
【3】新宮熊野神社
正式名の新宮熊野神社よりも長床(ながとこ)と呼ばれるこの神社は、平安時代末期から鎌倉時代初期に建立されたとされる拝殿が、長床と呼ばれる所以です。間口27m、奥行12mの立派な拝殿と、樹齢800年を超える御神木の大イチョウが見事に調和し、黄金色に色づいたイチョウが神々しく感じられる景色です。紅葉時期に合わせて、ライトアップも開催されます。
【4】南湖(なんこ)公園
日本最古といわれる南湖公園は、松平定信によって1801年に築造されました。1周約2.4キロの湖畔には、「南湖十七景」と呼ばれる歌碑が置かれた景勝地や神社があり、サイクリングやお散歩にも最適のスポット。春のお花見シーズンや秋の紅葉シーズンには、多くの人でにぎわいます。
公園内には、日本庭園が美しい翠楽苑(すいらくえん:有料)もあり、紅葉時期にあわせてライトアップされた庭園も楽しめます。