ここまでは漫画や小説を原作とした作品ばかりが並んだものの、9位には芸人たちがドラマと並行してトークバトルを繰り広げるバラエティ『トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ』(Netflix)がランクイン。千鳥・ノブがMCを務め、 22年3月にシーズン1を配信。今年10月からシーズン2が配信され、ドラマパートには城田優や本郷奏多、高嶋政宏ら人気俳優陣が登場。トークサバイバー挑戦者である芸人には、千鳥・大悟、麒麟・川島明、そしてアンジャッシュ・渡部建らが出演している。渡部が不倫騒動で自粛していた際の秘蔵エピソードを明かしている点でも、注目度が高いのだろう。

 10位は、『鬼滅の刃』。漫画家・吾峠呼世晴氏が「週刊少年ジャンプ」16年11月号から20年24号まで連載し、19年からアニメシリーズも展開。今年4~6月に『「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』(フジテレビ系)が放送された。主人公・竈門炭治郎(花江夏樹)のほかにも人気キャラクターが多く、煉獄杏寿郎(日野聡)の活躍を描いた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20年10月公開)は興収404.3億円を叩き出し、歴代映画の興収ランキングで第1位に輝いている。

 トップ10を見ると、10作品中9作がアニメ作品。特にテレビアニメ版がスタートしたばかりの作品を、定額制動画配信サービスで見る人が多いことがわかった。今後のランキングでは、実写ドラマや映画がランクインしてくることはあるのか、引き続き注目していきたい。