◆離婚したらできることにフォーカス
――発売された2冊目の本『Mimi’s life MAGAZINE』では、「おしゃれで気分を上げながら日々を明るく過ごせてます」とありましたが、ファッションはやっぱり昔から好きだったんですか?
Mimi:小学校の時から服が大好きで、よく母におねだりをしていました。中高生になると、アイドルの真似をしたファッション。大人になってからは、MOGAやギャルソンなどのデザイナーズブランドが流行していていましたが、値段が高くてなかなか買えませんでした。
でも一度だけBIGIの白いポロシャツとジャンパースカートを買って、大好きでよく着ていたのを覚えています。KENZOとか、振り切ったファッションをする勇気はなかったんですが、49AV JUNKO SHIMADAには憧れてましたね。タイトスカートに金ボタンでキャリアウーマンみたいな洋服に。
30代でアメリカにいる間は、どう生きるかに集中していたので、あまりファッションに興味がない時期でもありました。
――アメリカへ行くきっかけは何だったんですか?
Mimi:子どもの頃から、アメリカでもヨーロッパでも外国へ行けばおしゃれで楽しい暮らしができると漠然と思い描いていたんです。
そこで10代の頃から海外へ行くためにアルバイトをしてお金を貯めていましたが、一度目の結婚をしたとき、一度「もう海外へ行くことはないな」と諦めていました。でもやがて離婚をしたので、これはもう行くしかないと思って渡米しました。
――離婚にはネガティブなイメージを持っている人も少なくないと思いますが、Mimiさんはどうですか?
Mimi:私の場合、子どもがいなかったからそんなにネガティブにはならなかったですね。大切な人を亡くしたとか、自分が大病したりするより全然、大したことではありませんでした。
むしろひとりになったからこそできることにフォーカスした結果、やっぱりアメリカへ行きたい!となりました。手に職をつけようとお菓子の学校へ通ったり、仕事を探したりした経験は、今も人生の柱として私を支えてくれています。