ファンは不安な気持ちで状況を見守っていたが、11月2日付のスポーツニッポンが「今月にも設立される新会社の下、東京ドームで開催される方向で調整されている」と報道。最終的には、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が新たに立ち上げるエージェント会社の社長就任が濃厚だといわれているコンサルティング会社社長・福田淳氏の判断となるだろうが、記事によると事務所側は「ファンへの感謝はもちろん、仕事に影響が出ても前を向いて頑張っているタレントたちをなんとか後押ししたいとの気持ちも強い」とし、開催の可能性が高まっているようだ。テレビ中継がない代わりに「生配信もあり得そう」だという。

 同じ大みそかの大イベントであるNHK『紅白歌合戦』は、NHKが「被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に行われていることが確認できるまで(旧ジャニーズ所属タレントの)新規起用は当面行わない」としており、このままNHKの態度が変わらなければ「旧ジャニーズ勢の出場ゼロ」となる見込みだ。仮に出場することになっても、例年の5~6組というわけにはいかず、1~2組程度に絞られることになるだろう。

 そうなると、例年は『紅白』出場のグループの出演に制限があった「カウコン」が今年はオールスター状態になるはずで、チケット争奪戦は過去にない激しさとなる。プラチナチケット化は間違いなく、そうなれば「有料でいいから生配信してほしい」というファンの声が高まるのは必至で、事務所側も配信に乗り出す可能性は高そうだ。