11月の収録も未定となっていたが、1日に複数のメディアで関係者の証言として「年度内(来年3月まで)に番組を終了する方向で調整している」と伝えられた。一応、表向きは来春の改編期まで継続する形ではあるが、このまま収録することなく終了する可能性もあるという。正直なところ、NHK会長が会見で憤りを隠さなかった時点で、今後の放送は望み薄といえるだろう。タイトルだけが問題だった『♯裸の少年』とは違い、『ザ少年倶楽部』の場合はNHKの体面の問題もあるので代わりの新番組も用意されないだろうとの見方が強いようだ。

 『ザ少年倶楽部』が終了すると、旧ジャニーズは貴重な次世代スター育成の場を失うことになる。『♯裸の少年』打ち切り後の新番組も育成の場になるとは言い難い気配だ。

 旧ジャニーズは新たにエージェント会社を設立し、タレントと個別に契約する新体制に移行すると発表している。新体制移行後は今までのような事務所の影響力が期待できなくなり、すでにスターになっているタレントはまだしも、若手は売り出しに苦戦するのではないかと推測されているが、相次ぐジュニアメインの番組終了でその傾向がより強まりそうだ。