老後貧乏になる原因は、現役時代の収入が少ないために、貯蓄がない、もらえる年金が少なということが多いです。
それなら、高収入の人は貯蓄がしっかりでき、年金もたくさんもらえるから老後は安心だと思うかもしれません。しかし、高収入だとしても知識のないまま無計画に生活していると老後貧乏に陥ってしまう可能性があります。その理由を解説しましょう。
■理由1:生活水準が高いまま
高収入の世帯は家計に余裕が生まれるので、生活水準が高くなりがちです。現役時代のうちは収入に見合った生活でも問題はありませんが、老後は基本的に年金生活となり収入が減るので生活水準を下げる必要があります。
とはいっても、生活水準を下げる、すなわち生活の質を下げることは、簡単にできるものではありません。
年金収入で足りない部分は貯蓄を切り崩して生活することになりますが、収入と支出にあまりにも差があると、あっという間に貯蓄が底をついてしまうでしょう。
■理由2:年金への過度な期待
会社員の場合、所得額に応じて社会保険料が上がるため、必然的に年金もたくさんもらえると思いがちですが、年金額には上限があります。