テレビ局に求められるコンプライアンス意識は日に日に厳しくなり、どんなにくだらないバラエティであっても放送前にリーガルチェックを行うことが当たり前になってきた昨今。そんな時代にあっては、先日、大きな盛り上がりを見せたコンテスト番組『キングオブコント』(TBS系)も例外ではなかった。

 放送後、特に問題になったという話は聞かなかったが、この『キングオブコント』に出場した10組のコントに対し、専門家の立場から独自のリーガルチェックを行った者がいる。現役弁護士としても知られるピン芸人・こたけ正義感だ。

 29日、こたけは自らのYouTubeチャンネル「こたけ正義感のギルティーチャンネル」を更新。「キングオブコントのネタ全組リーガルチェックしてみた」として、コントの内容に犯罪や不法行為が含まれていないかを法的にチェック。違法行為を認めると、このコンビを失格と断じ、今回の『キングオブコント』がサルゴリラの優勝も含めて正しい結果ではなかったことを明言した。

 例えば、トップバッターのカゲヤマは尻を出していたので「公然わいせつ罪」で失格。2番手のニッポンの社長は全体的に「傷害罪」になるので失格といった具合。この調子で全組のコントに対してリーガルチェックを行い、ある1組を除いた9組を失格としている。また、その1組に対しても、不法行為こそなかったものの、そのコンビ名を「名前がダサすぎる」と複数回にわたって断罪した。