3.40代女性を正社員へ導く5つの極意

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

(1)極意①:即戦力になれる仕事を探す

企業が求める「即戦力」になれる仕事を探す。これは年齢に関わらず転職活動の鉄則です。

これまで経験した業界や職種の正社員求人に応募すれば、自分の能力を最大限に活かせるでしょう。

しかし、単に「○○の経験がある。」というだけではアピール力に欠けてしまいます。単なる同じ能力であれば、若い方が良いと考える企業も少なからずあります。

企業側が求めているのは、あなたならではの「仕事の工夫」や「成功のメソッド」なのです。

そのあたりを詳しく掘り下げて面接に挑めば、年齢は壁にならず、採用率も高まるでしょう。

(2)極意②:経歴が活かせる異業種へ転職する

とはいえ、これまでの仕事とは全く違う業種にチャレンジしたいという人もいるでしょう。

このような場合は、【培った経験+異業種】のコラボレーションが叶う求人を狙いましょう。

【培った経験+異業種】のコラボレーション例
・受注側のメーカーから発注側のメーカーへ転職
・システム開発の経験を活かしてメーカーへ転職
・塾講師の経験を活かして企業人事部の新入社員教育係へ転職

など、自分のバックグラウンドを少しでも有効活用することが、正社員転向への近道です。

(3)極意③:会社の正社員登用に挑戦する

現在、非正規職員として働いているなら、「正社員登用」に挑戦するのもおすすめです!

仕事内容を大きく変える必要なく正社員になれるのが、この方法の大きな利点と言えるでしょう。

特に紹介予定派遣はかなりおすすめです!

(4)極意④:紹介予定派遣から正社員をめざす

紹介予定派遣をご存知でしょうか?

紹介予定派遣とは、まずは派遣社員として入社し、数ヶ月間実際にそこで就労し、雇用側と派遣社員の双方が合意すればそのまま正社員として登用されるというものです。

派遣は女性向けの職種も多く、未経験OKや年齢制限なしの案件もたくさん紹介してくれます。もちろん経験が活かせるほうが有利ですが、双方のミスマッチも防げるため失敗できない40代女性の転職におすすめの働き方です。

紹介予定派遣の成功例
・職種としては元・事務職だったが、雑務含め広い範囲で仕事をしていたためWEBマーケティング会社の進行管理として派遣で採用→2ヶ月後に正社員に
・専業主婦だったが、法律の知識と法律事務所でのパート経験があり、未経験から専門ライターとして派遣で採用→半年後正社員に
・接客の経験を活かして受付として派遣で採用→半年後正社員に

しかも、紹介予定派遣は最長6ヶ月と決まっており、双方の意向が早く分かるのもメリット。ダラダラと派遣のまま働くというリスクも防げます。

(5)極意⑤:面接対策を抜かりなく

さて、正社員の夢を叶える最終関門とも言えるのが、「面接」ですよね。

面接後に「もっとこう言えばよかった…。」と後悔しないように、事前準備を抜かりなく行いましょう。

抜かりない面接準備4箇条!
①質問を予測し答えを準備しておく
②「譲れる点」と「譲れない点」をはっきりさせておく
③自己分析を行い「キャリアの棚卸」をしておく
④正社員以外の雇用形態も受容する

以上4点を頭に入れて、面接の事前準備を行いましょう。

ちなみに、【④正社員登用以外の雇用形態も受容する】は、正社員を目指すことと矛盾しているのでは?と思う人もいるでしょう。

しかし、これも作戦です!40代女性が1発で正社員登用されるのは難しいため、まずは契約社員やパートとして働き、成果と実績を積んで正社員を目指す道も考えておきましょう。

4.40代女性が正社員になりやすい職種

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

続いて、40代女性が正社員になりやすい職種をみていきましょう。

厚生労働省【令和2年版働く女性の実情】によると、産業別の女性雇用者数には大きな偏りがあることが分かっています。

『PRIME』より引用
(画像=厚生労働省「令和2年版働く女性の実情」|グラフは左記を元に独自作成,『PRIME』より引用)

女性雇用者数が最も多い「医療・福祉」は 640 万人となっており、女性雇用者総数の20%以上を占めています!

次いで、「卸売業・小売業」518 万人、「製造業」294 万人、「宿泊業・飲食サービス業」214 万人、「教育・学習支援業」176万人の順に、雇用者数が多くなっていることが分りますね。

以上の結果から

・介護職員
・販売職
・工場勤務
・宿泊、飲食サービス
・塾などの教育機関

などの職種は、未経験者でも比較的参入がしやすいと予想できます。

「特別なスキルや資格がない!でも、正社員になりたい!」そんな人は、上記の職種を目指すのもおすすめです。

5.【将来性大】40代女性はWeb業界への転向もアリ!

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

実は、【2035年には正社員がいなくなる】という見解があるのをご存じでしょうか?(厚生労働省による)

人々が正社員という枠にとらわれず、プロジェクトごとにコミュニティを組んで、仕事が終わればで解散する。そんな「プロジェクト型」の働き方が到来すると言われているのです。

このような時代に自分の市場価値を見出すには、「一人でやっていけるスキル」を身に付けることが大切。

中でも、大きな将来性で注目を浴びる【Web業界】へのキャリアチェンジが熱を帯びてきています。

「Web業界なんて、40代の自分には無理」と思う人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。Webスキルは、習得すればフリーランスで働くことも可能になります。

Webスキルは、Webライター、動画編集、マーケティングなど多種多様。これらは在宅ワークに向いているため、今後訪れるかもしれない親の介護など、プライベートに振り回されず、細く長く働き続けることができます。

6.「正社員になれた!」40代女性Aさんの体験談

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

続いて、正社員を勝ち取った、40代女性Aさんの話をうかがっていきましょう!

ライターM:早速ですが、Aさんはなぜ正社員になりたいと思われたのですか?

Aさん:私は、パート事務として10年間同じ会社で働いていました。人間関係もよく居心地は良かったのですが、金銭面に不満があったんです。

ライターM:なるほど。詳しく聞かせていただけますか?

Aさん:パートなので仕方ないことなんですが…。正社員と同じ仕事をしているのに給料は半分以下。昇給も望めず評価もされない。そんな毎日に不満が溜まりました。あと、「もしかして、自分のスキルをもっと生かせる場所があるんじゃないか!?」と思ったのも、正直なところです。

ライターM:ご自分のスキルに自信があったのですね!具体的に、どんな転職活動をされましたか?

Aさん:自分の経験をフルに生かすために、最初は事務職での正社員転向を目指していたんです。でも、実際に転職活動をしみると厳しい現状に直面して…。事務にこだわり続けていてはダメだと思い、希望職種の範囲を広げました。すると、すぐに営業職のサポートをする「営業アシスタント」の正社員採用が決まったんです!

ライターM:「営業アシスタント」なら、前職の事務で身に付けてきた、PCスキルや電話対応などの能力が活かせますね!

Aさん:はい。自分に合う転職エージェントを見つけられたのも勝因かなと。私一人では、営業アシスタントなんて思いつきもしなかったので。

ライターM:転職エージェントの出会いも、転職に大きく影響しますね!お話を聞かせて頂き、ありがとうございました。

見事に正社員を勝ち取ったAさん。自分に合う転職エージェントとの出会いも、大きなきっかけになったようですね。

次では、正社員を目指す40代女性におすすめの【転職エージェント&サイト】をご紹介していきます。気になるものがあれば、是非登録してみましょう!