業界内で評判がイマイチなのは、「声優アワード」殿堂入りのあの声優!

 逆に、スタッフからの評判がイマイチな声優は、「台本に“意見を言いたがり”な声優」(同)だという。

「『新世紀エヴァンゲリオン』(テレビ東京系)シリーズの碇シンジ役でおなじみの緒方恵美や『おそ松さん』(同)シリーズの松野チョロ松役などで知られる神谷浩史らが挙げられます」(同)

 彼らはよく「この役はこういうセリフを言わない」「ここのセリフの意味が理解できない」などと、台本に意見するというが、「最終的な責任を負っているのは監督なのですから、台本を受け取った声優は、最大限の芝居で応えるべき。たとえセリフの意図が理解ができず、自分の意思とは反する台本だとしても、与えられたものを自分なりに読解して、監督の期待を超える芝居をする声優は、業界内でとても好かれます」(同)とのこと。

 ちなみに、浪川は「第4回声優アワード」にて「助演男優賞」を受賞。安元は同アワードの「第15回」でラジオ、webラジオ、TV、その他の番組でパーソナリティとして活躍した人物としてパーソナリティ賞に輝いた。

 また、緒方は「第16回」の主演女優賞、神谷は「第10回」で5年連続最多得票賞を受賞し「殿堂入り」を果たすなど、その実力は確かに認められている。

 とはいえ収録現場では、やはり技術面だけでなく、スタッフへの接し方も重要視されているようだ。