海外で発音しやすい名付けポイント3つ!
日本人にとって日本語にない発音が難しいように、日本語の発音も外国の人には難しいことがあります。名前は特に難しく、覚えにくいという印象を持つ外国人も少なくないと思われます。
海外の人、特に英語圏の人に正しく発音してもらうためには、避けた方が良い文字や音があります。海外の人でも発音しやすい名前を付けてあげたいときは、以下の3つのポイントに注意しましょう。
①ラ行が難しい…!LとRの違いも
ラ行の文字を含む名前は、男子名・女子名ともに人気があります。しかし、日本語の「ラリルレロ」は、英語の発音にはないため、英語話者にとって正しく読むのは難しいようです。
英語ではラ行に相当する文字は「L」か「R」しかなく、どちらも日本語のラ行とは発音が違います。
日本人の名前をローマ字表記するときは「R」を使うので、どうしても舌を巻いた発音になってしまいます。そのために、表記を見て呼ばれたときに、ちょっと違うと感じることが多いのです。
実際に「R」を使った名前は海外にも多くあるので、まったく呼べないほど難しいわけではないと思います。日本語と同じ正しい発音で呼ばれなくてもかまわない場合、ニックネームで呼べる名前を考える場合は、ラ行を使った名前でも良いと思いますよ。
②「ツ」や「ッ」を発音できない
日本語の「ツ」や「ッ」も発音が難しく、名前を正しく呼ばれないことがあります。「ツ」は「チュ」「トゥ」や「ズ」に似た発音になってしまうので、ちょっと違うなと感じるかもしれません。
英語では「ッ」のような促音はありません。また、子音で終わることの多い英語と違い、日本語は母音で終わるので、促音は特に難しいと考えられます。
名前に促音が入ることはあまりないかと思いますが、「タック」や「マッツ」のようなニックネームは発音が難しいと思われますので、海外では別のニックネームを付けてもらった方が良さそうです。
③「リュ」や「リョ」という音がわからない…
日本語の「リャリュリョ」という発音も、英語にはありません。ローマ字表記で「Rya Ryu Ryo」と書きますが、「Ry」は「ライ」と読むため、まず正しく呼んでもらえません。発音自体も難しく、「リョウコ」のような名前は、「リヨコ」「リヨーコ」のようになってしまう可能性があります。
海外でも正しい発音で名前を呼んでもらいたい場合は、「ラ行」や「ツ」、「リュ」「リョ」という名前は避けた方が無難です。
【女の子】外国語で素敵な意味のある名前9選!アメリカで人気な名前も♪
海外で通じる名前にするなら、外国語で素敵な意味のあるものを付けてあげましょう。響きが良く意味も素敵な名前は、海外でも高い人気があります。
どこに行っても、親からの愛情を感じられる名前は、お子様への最大のプレゼントになるでしょう。
英語だけではなく、フランス語やハワイ語など、おしゃれな響きのある名前もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①エマ(漢字:恵麻、絵麻、恵茉など)
エマはドイツ語やフランス語で「すべてを包容する」「全世界の」という意味があり、スケールの大きさを感じさせます。海を渡り、幅広く活躍する女性にぴったりの名前ですね。エマは海外でも人気の高い名前ですよ。
②サラ(沙羅、紗良など)
サラはヘブライ語で「王女」という意味で、海外でも人気の名前です。親が子にプリンセスのように美しく華やかな存在になってほしいと願うのは、どの国でも同じですね。気高さや知性も感じさせる名前なので、あてる漢字も華やかなものにしてあげましょう。
③アンジュ(杏樹、安珠など)
アンジュはフランス語で「天使」を意味します。可憐で無垢な天使をイメージする名前は、海外でも純粋な印象を与えるのではないでしょうか。アンジュという響きも可愛らしく、女の子にぴったりな名前です。
④アミ(亜美、亜未など)
アミはフランス語で「友達」を意味します。友達を大切にすることは、世界中の親が子どもに言い聞かせることなので、海外でも素敵な名前だと思われるでしょう。良き友は、人生を豊かにしてくれます。アミは、そんな願いを込めることができる名前です。
⑤マナ(茉奈、麻那、真菜など)
マナはハワイ語で「神の力」や「奇跡」を意味します。壮大な意味ではありますが、いつかくるかもしれない苦難の時期に神の加護が得られますようにという親の願いを込めることができる名前です。
親として、子どもにはその手を離れてからも苦しみのない幸せな人生を歩んでほしいという願いを込めることができます。
⑥リコ(莉子、梨子など)
リコはハワイ語で「輝き」を意味します。どんな道を選んでも自分が輝けるように…親から子への、そんな願いが感じられます。ハワイの美しい自然と、自然の持つ大きなパワーが感じられる名前ですね。
⑦マリン(真凛、愛鈴など)
マリンはマリンスポーツなどでも馴染みのある、英語で「海の」という意味がある名前です。
海と言えば、大きい、広い、綺麗というイメージがありますよね。海のように心の広い子になってほしい、エメラルドグリーンの水面のように美しい子になってほしい、という願いが感じられる名前です。
「両親が海で出会った」「お子様が海の近くで生まれた」など、海と関わりのある家族にもぴったりな女の子の名前ですね。
⑧ミリ(美里、実莉など)
ミリはハワイ語で「かわいがる」という意味があります。さらにミリミリと続けて言うと「最愛の」という意味になり、親の子に対する愛情が読み取れる名前です。大きくなったお子様がその意味を知ったら、きっと幸せな気持ちで満たされると思いますよ。
⑨モナ(萌奈、萌名など)
モナはイタリア語で「平和的な」という意味があります。グローバルに活躍することを願うなら、平和を願う気持ちは持っていてほしいですよね。優しい子になってほしいという意味を込めることもできる、可愛い名前です。