ベイコズ

ベイコズ

ベイコズはアジア側のかなり北側にある、黒海から流れ込む穏やかな海流が心地よいエリアです。観光地というよりは地元の人たちが暮している場所で、イスタンブールの中でも高級な住宅街が多いのが特徴です。ボスポラス海峡沿いにはヤル(yalı)といわれる別荘が建ち並んでおり、その景観とボスポラス海峡の組み合わせはベイコズの象徴でもあります。また、緑の多い地域としても知られており、オスマン帝国時代にはスルタンたちが静養や狩りのために訪れた場所でもあります。海峡沿いに比較的小さなパヴィリオンが残されているのも、当時のスルタンが好んでベイコズを訪れていた名残です。観光の中心地から少し離れて、黒海とボスポラス海峡の風に当たりながらゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

おわりに

イスタンブールのアジア側のボスポラス海峡沿いは、ヨーロッパ側とはまた違った魅力でいっぱいです。ヨーロッパ側よりもゆっくりとした時間が流れ、外国からの観光客もより少な目なので、本来のトルコの雰囲気をより身近に感じることができるでしょう。アジア側の新たな観光名所であるチャムルジャ・モスクの観光ついでに、海峡沿いにもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

チャムルジャ・モスクについてはこちらの記事をご覧ください。

ボスポラス海峡沿いの絶景スポット~ヨーロッパ側~はこちらの記事をご覧ください。