橋本のこの発言はネットで話題になったが、橋本同様多くの漫画原作作品に出演する菅田将暉もその難しさを語っている。

 9月1日放送のNHK Eテレ『スイッチインタビュー』に出演した菅田は、漫画の実写化について「実写するべきなのかって常に論争としてある」「見たいなって気持ちもあるし、やらなくてよかったんじゃないってこともある」と複雑な思いを吐露。実写化作品への出演は「寝れないし、気が気じゃないです」と、プレッシャーを感じるものだと明かした。

 菅田の言う通り、漫画の実写化は賛否を呼ぶことが多い。しかし、原作ファンがいることから、映像化すれば一定のニーズが見込まれるという強みもあり、近年では実写化作品が次々と公開されている。

 連続ドラマでも、各クール必ず実写化作品が放送されており、現在放送中またはこれからスタートする秋ドラマも目白押しだ。

 例えば、向井理主演『パリピ孔明』(フジテレビ系)、高橋文哉と志尊淳のW主演『フェルマーの料理』(TBS系)、木南晴夏主演『セクシー田中さん』(日本テレビ系)、Sexy Zone・菊池風磨主演『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』(前同)、ジャニーズWEST・重岡大毅主演『単身花日』(テレビ朝日系)、日向坂46・齊藤京子主演『泥濘の食卓』(前同)、西島秀俊と内野聖陽のW主演『きのう何食べた? Season2』(テレビ東京系)など、深夜帯を含めると20作品以上が漫画原作となっている。