劇場版『ONE PIECE』尾田栄一郎氏が関わる作品は興行収入が跳ね上がる
「99年からフジテレビ系でテレビアニメ版の放送を開始した『ONE PIECE』ですが、劇場版1作目『ONE PIECE』が公開されたのは00年3月。以降、昨年の『FILM RED』までで15作の劇場版が上映されてきました。その『FILM RED』はシリーズ歴代1位を誇る大ヒットを記録しています」(同)
『FILM STRONG WORLD』『FILM Z』『ONE PIECE FILM GOLD』(16年7月公開)『FILM RED』は、「FILMシリーズ」と呼ばれ、09年から4本が製作されている。『FILM STRONG WORLD』で初めて尾田氏が“製作総指揮”を務め、残る3作では“総合プロデューサー”の立場をとった。
「原作ファンにとっても、やはり尾田氏が深く関わっている作品群は特別のようで、人気も高い。中でも『FILM RED』は、全国週末興行成績をもとにした映画ランキング(興行通信社調べ)で初登場1位を獲得して以降、11週連続で首位をキープ。22年を代表する話題作となり、同8月~23年1月までロングラン上映された結果、最終的な興行収入は驚異の197億円を叩き出しました」(同)
この成績は、国内で上映された歴代映画の興収ランキングでも第8位に入る快挙を達成。
「劇場版『ONE PIECE』シリーズの中でぶっちぎりの興収を叩き出した『FILM RED』ですが、2番目に好成績だったのもFILMシリーズの『FILM Z』で最終興収は68.7億円。3番目は55.5億円を記録した『ONE PIECE STAMPEDE』(19年8月公開)で、こちらはFILMシリーズには含まれないものの、尾田氏は“監修”として参加しています。歴代4位はやはりFILMシリーズの『FILM GOLD』で、最終興収51.8億円でした」(同)
そして歴代5位は、『FILM STRONG WORLD』で最終興収は48億。「やはり尾田氏がしっかり携わっている作品は興収が跳ね上がり、大ヒットする」(同)という。