さらに、ファンはYouTubeで公開されているデビュー曲「D.D.」の1億回再生を目指す運動を展開していたが、これが11日に達成された。ジャニーズにおけるMVの1億回再生はKing & Princeが「ツキヨミ」、SixTONESが「こっから」で達成しているが、デビュー曲が1億回再生を突破したのはジャニーズ初の快挙となる。

 メンバー個人の活躍も目覚ましく、宮舘涼太は今月16日深夜からスタートする新番組『日本全国さすらい料理バラエティ 黄金のワンスプーン!』(TBS系)で初の単独MCに挑戦。深澤辰哉は、嵐の相葉雅紀が主演する27日スタートの新ドラマ『今日からヒットマン』(テレビ朝日系)でメインキャストのひとりを務める。

 また、ジャニーズ問題の拡大に伴って所属タレントの独立や移籍の可能性を伝える報道が盛んになっているが、目黒蓮とラウールは9月下旬に会員向けブログでそろって「1年前くらいから事務所の体制が変わって、仕事の環境がとてもよくなった」といった趣旨の文章をつづり、事務所への感謝の気持ちを表明。Snow Manのツートップともいわれる目黒とラウールが「残留宣言」をしたとみられており、ファンが安心して応援できることも購買力の高さにつながっているようだ。

 性加害問題によってジャニーズはガタガタの状態になっており、近いうちにエージェント制に移行することでさらなる混乱が生じるとみられる。そんな中でも、圧倒的な購買力を持ったファンに支えられているSnow Manの快進撃は勢いが衰える気配がまったくない。そもそもタレントに罪はないのだから、こうした「数字」によって潮目が再び変わる可能性はありそうだ。窮地のジャニーズを救うことができるのは、文句なしのエースに成長したSnow Manしかいないのかもしれない。