『科捜研の女』最終回に不満が続出したワケ

 2位は、中村倫也が主演を務めた『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)で、全話平均は9.3%。最終回では自己最高となる10.6%を記録し、こちらも有終の美を飾った。

 「面白い」と評判の池井戸潤氏の同名小説が原作とあって、放送前から期待されていた『ハヤブサ消防団』。スタートしてからも評判は落ちず、『VIVANT』同様に熱心なファンがついていたようだ。

 また、絶妙なキャスティングが話題となっていた同作。中でも文芸誌編集者・中山田洋を演じた山本耕史のコミカルな演技が「名脇役」とネット上で話題になった。

 3位は、同じくテレビ朝日系の沢口靖子主演『科捜研の女 season23』(同)で、全話平均は9.0%。今シーズンは放送期間が8月16日~10月4日と短く、通常よりも少ない全8話で終了したため、視聴者から「もう終わっちゃうの? 今シーズン面白かったから、もっと見たかった」と不満の声が相次いだ。

 同作は長年、人間味あふれるコミカルな作風が特徴だったが、昨年放送の『season22』で突如、スタイリッシュかつミステリアスなテイストに一新。

 これが視聴者の間で物議を醸したためか、『season23』の初回では、主人公・榊マリコ(沢口)の口から「予算」と「葉酸」をかけたダジャレが飛び出すなど、全体的に以前の作風に戻った印象だった。