恋愛には出会いもあれば別れもあります。別れの中でもありがちなのが「自然消滅」。特にケンカや話し合いもなく、コミュニケーションがフェードアウト……。もう付き合っている状態でなくなってしまうのが自然消滅です。彼氏は何を考えているのでしょう?思いを断つ方法は?
自然消滅ってみんなどれくらいあるの?
自然消滅って、よく聞きますよね。 恋愛にはありがちな別れ方の一つです。
たいていは、彼しか彼女、どちらかが音信不通がちになり、そのまま別れてしまうことです。 彼氏も彼女も、大きな喧嘩をしたわけでも、相手に過度な拒否感情があるわけでもないのに、別れにつながってしまうのが、自然消滅の不思議なところではありますね。
でも、この音信不通による自然消滅。 交際経験のある男女の約4割近くが経験したことがあるようです。
つまり、今幸せそうな彼氏や彼女であったとしても、音信不通により自然消滅した経験を、3人に1人は経験しているほど。
そう考えると、 「めっちゃ好きだし、私には関係ない!音信不通で自然消滅なんてありえない!」 と思っていても、その心理や対処法は、知っておいた方がよさそうです。
自然消滅と呼ぶ別れのラインはどこ?
そもそも気になるのが、「音信不通」や「自然消滅」と言われるライン。 どのくらいの期間連絡がないのが音信不通で、どのくらい音信不通の期間が続くと、自然消滅なのでしょうか?
最も多い意見が、 『音信不通が【一カ月】続けば自然消滅』 というもの。
一カ月もの間、彼氏から返事がなければ、確かにもう心理的に連絡を取る気はなさそうですよね。
もちろん、連絡頻度は、お互いの環境、年齢、立場、性格や価値観などによっても変わってきます。 頻繁に連絡を取るべきだと考えているなら、2週間でも一切連絡がなければ自然消滅! と感じる人もいるかもしれません。
ただ、一カ月が音信不通の最大リミットと考えて、自然消滅かどうかを判断したほうがよさそうです。
自然消滅のパターン1:遠距離恋愛
自然消滅でありがちなパターンとして、遠距離恋愛があげられるかもしれません。
遠慮利恋愛は、会えない期間が長く、寂しさもつのります。 相手が浮気していないか不安になったり、体調が悪いときいても、すぐに飛んでいけないもどかしさもあるかもしれません。
遠距離恋愛に向いている人もいれば、不向きな人もいます。
遠距離恋愛の場合、音信不通は即自然消滅の別れにつながります。 心理的にも不安が大きいため、早く楽になりたいという気持ちが出てくることも。
対処法としては、マメに連絡をすることも大切ですが、お互いがどういう恋愛ビジョンを描いていて、それをどれだけ共有できているかが重要になってきます。 自然消滅を避けるためには、彼氏も彼女も、お互いに傍にいるような気遣いが必要です。
自然消滅のパターン2:多忙による音信不通
学生の間は、忙しさによる音信不通や自然消滅による別れは考えにくいかもしれませんが、社会人になると、その可能性がグっと増えます。
単に連絡する時間があるかないか、というよりかは、彼氏や彼女を気遣う「心の余裕」があるかどうかが大きなポイントになってきます。
恋愛はキレイ事だけでは済みません。 ときには理不尽に思える要求をされたり、自分にとってはどうでもいいことをネチネチ言われることも。 理解されないこともあり、日ごろのストレスを一緒にぶつけ、ぶつけられるようなこともありかもしれません。
そうした面倒だと感じる心理から、しばらく連絡しない期間を作りたいと思ってしまい、それがずっと続いて、自然消滅の別れにつながるケースもあります。
自然消滅のパターン3:どちらかが本気じゃなかった
あまり考えたくはありませんが、彼氏や彼女のどちらかが、本気で相手を好きなわけでも、本気で付き合うつもりがなかった場合、自然消滅による別れが、一番多い別れ方になります。
とはいえ、必ずしも悪気があるわけではなく、ときには「付き合っていくうちに、もっと好きになるかもしれない」という気持ちで、交際を承諾することもありかもしれません。
とはいえ、付き合うと同時に、「彼氏として」「彼女として」の言動や気遣いが求められるので、それにはついてけないという心理が働くとき、「音信不通による自然消滅」を手段として考えてしまうかもしれません。
このパターンの別れでは、自然消滅後の復縁も難しく、心理的にも、一切かかわりあうのをやめたほうがいいと感じることが多いようです。
自然消滅のパターン4:気持ちが冷めていった
恋愛での失敗によくあるパターンとして、「付き合った時点が気持ちのピーク」というもの。
片思いをしていたり、友達以上恋人未満のときは、あれこれ妄想をしたり、「これってデート!?」なんて興奮したりと、心理的にもトキメキがお祭り状態。
ところが、いざ正式に付き合うことになると、心理的にはホッと「安心」してしまい、反動で「好き好き!」というところから、「まぁ…、彼氏(彼女)になったね。うん……」という感じに気持ちが冷めてしまいます。
以前ほど、相手からの連絡に心躍ることもなく、だんだん返事も遅くなり、音信不通に……。 気が付けば自然消滅というパターンです。
ただ、ちゃんとときめいていた時期はあるので、きっかけさえあれば復縁の可能性もあります。
自然消滅のパターン5:恋愛の仕方がわからない
恋愛初心者だと、 「付き合う」ってどういうこと? 「彼氏(彼女)」ってなにをするもの? 付き合った後、どうすればいいの?
という、恋愛の仕方がわからないということも。
相手のことが好き! その気持ちは純粋でも、付き合うことで何が得られるのか、何をするために彼女(彼氏)になったのかがわからず、戸惑いながら、「やっぱり付き合うとか無理!」と感じてしまうようです。
いくら相手から恋人っぽいメッセージを受け取っても、どう反応していいかわからず、不安と戸惑いから音信不通になり、自然消滅してしまうパターンです。
これは、男女問わず、恋愛経験が少ないときに起こり得ます。