日本語で大英帝国とも訳されるイギリス。明治時代には「エゲレス人」と表記されていました。日本と同じ島国のイギリス人はどんな性格をしているのでしょうか。イギリス人の彼氏と仲良くなるためにもイギリス人の特徴と紹介していきます。
イギリス人と恋愛するには?
その国に置かれた大使館の位置を見ると両国の友好度が分かると言います。日本にあるイギリス大使館は皇居の隣の見晴らしのいい三宅坂の途中にあります。明治天皇がイギリスを中心としたヨーロッパを模範にして日本の近代化を進めたように、日本とイギリスには深いつながりがあります。 そんなイギリス人彼氏と恋愛するには、どうしたら一番カンタンなのでしょうか?
1.ニヒルな笑いと性格
見た目は違いますが、イギリス人と日本人の心理や性格は似ています。 婉曲な表現を好み、物事に悲観的で、王室や伝統を大切にします。また、マナーに関しては列に並ぶ(Queue)という習慣があります。
日本人だと電車に乗ったり、チケットを買うのに列を作るのは当たり前だと考える人もいるかもしれませんが、外国ではほとんどの国が列は作りません。 さすがに空港のようにレーンでしっかりと仕切られている場合は、例外ですが…。 ヨーロッパでもイギリスはきちんと並ぶ方です。
- イギリス流のユーモア
また、ユーモアに関しても、ちょっとひねった言い回しをします。 例えば、オフィスで同僚が物を探しているシーンに出くわしたとします。そこで、ユーモアを加えるとしたら、何と言うでしょうか。 「宝探し(トレジャーハンティング)かい?」 同僚の探しものは、決してダイヤや高級腕時計といった類のものではありません。そこに宝探しをしているインディージョーンズさながらに例えて、「宝探しかい?」とユーモアであいさつをするのです。
さて、返しはどうくるのでしょうか? 「見つかったら、あなたにあげるわ。」です。 きっと、探しものはただのメモやボールペンでしょう。誰も欲しくありません。でも、宝探しをしている以上、分け前はきちんとあげないと不平等です。こうしたニヒルな笑いを楽しむのがイギリス流なのです。
2.イギリス人の特徴と4つの連合王国
イギリス人の特徴として、デパートなどの扉を次の人が来るまで、手で支えておくというマナーがあります。 日本だとデパートなどの扉は開けたままで、次の人が自分で押さえるのが一般的です。 しかし、5メートルぐらい後方にいても、その人が来るまで扉を押さえておくのがイギリス人です。もし、押さえていないとすれば、別の国の人でしょう。見た目では分からないイギリスの流儀です。
- バグパイプはスコットランド
日本でイギリスというと、見た目で一つの国をイメージしがちですが、4つの国が集まった連合王国です。 一つ目はロンドンのある「イングランド」。産業革命の出発点となったマンチェスターやリバプールがあるため、歴史的建築物と高層ビルが混ざりあった景観が特徴です。 次にイングランドと古くから連合関係にある「ウェールズ」。国旗は緑と白に赤いドラゴンです。西洋で悪者のイメージのあるドラゴンを国旗にしているのが面白いですね。また、100以上の城が残り、自然も多いのでイングランド人の観光エリアとして人気があります。
そして、「スコットランド」。中世までは、イングランドと敵対関係にありました。スコットランドは独立心が強く、バグパイプで知られるチェック柄の衣装も起源はスコットランドです。 最後に、アイルランドから分離した「北アイルランド」。グレートブリテン島ではなく、アイルランド島にある唯一の連合国です。アイルランド島にありますが、みな英語が話せます。